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#128 [文学] 痛烈なユーモアとハッピーエンドを組み合わせ、今でも愛されるイギリス文学作品
第19週 第2日(火)文学「高慢と偏見」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は文学「高慢と偏見」です。
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本の要約
「高慢と偏見」(1813年)は、イギリス人小説家ジェイン・オースティン(1775~1817)の最も人気の高い作品。オースティンは、中産階級に属していた両親から読書と学問の大切さを教わった。一時期、女子寄宿学校に通っていたこともあり、当時のイギリスで彼女のような身分の女性がここまで高い教育を受けることは殆どなかった。
■高慢と偏見
若い女性エリザベス・ベネットを中心とした五人姉妹の恋愛物語である。エリザベスも、中産階級の出身だ。両親であるベネット夫妻は、かつて現在の屋敷を相続したが、限嗣相続つまり男性だけが相続できると定められていたため、いずれ屋敷は、貴族や金持ちにへつらうばかりの鼻持ちならない親戚コリンズ氏に奪われる事になっていた。
ある晩、エリザベスは舞踏会でダーシという名の裕福な青年と出会う。二人は惹かれ合うが、エリザベスはダーシーの高慢な態度に反感を抱き、ダーシーも中産階級であるエリザベスの母や妹達の下品な振る舞いにうんざりする。その後は、気まずい対立や、お互いへの誤解、自分が持っていた偏見への深い反省などを末に、エリザベスとドーシーは自分たちが愛し合っていることを悟り、最後には婚約する。
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現代で映画にしてもヒットしそう。
アニメでもコミカルに表現できそうだしヒットしそう。
なんか、歴史や宗教が絡んでこないテーマが久々だからホッとする。
女子寄宿学校
・寄宿
他人の家に身を寄せて暮らすこと。また、生徒・会社員などが、学校・会社などの宿舎に住むこと。
寮みたいなところで学んでいたということか。お嬢様学校を想像する。
イギリス古典版「花より男子」といったところか。
中産階級
貴族ではないけど、職業的に良い職業につけている家柄が中産階級と呼ばれる部類に入るらしい。医者、弁護士などがこれにあたる。
やっぱり貴族だけ超えられない壁の階級の差が生まれていたという事実が小説の中からでも読み取れる。
ただいつの時代も、金持ちと平民の恋物語って人気なんだね。