#301 [宗教] 仏教の中核となる教え
第43週 第7日(日)宗教「四諦八正道(したいはっしょうどう)」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は宗教「四諦八正道」です。
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本の要約
仏陀の悟りの中核をなすのが、四諦(4つの聖なる真理)である。
4つの四諦
・この世の人生は苦であるという真理
・この苦には、原因があり、それば煩悩(欲望)であるという真理
・苦が消滅した涅槃という境地があるという真理
・煩悩を滅して涅槃に至る道が存在するという真理
その道を八正道という。八正道とは、悟りを開いて涅槃に達するためには誰もが実践しなくてはならない次の規範のことである。
正見(正しい見解):四諦を知り偏見や妄想から離れること。
正思(正しい考え方):よこしまな思椎を断つこと。
正語(正しい言葉遣い):うそや悪口を言わないこと。
正業(正しい行為):心の平穏を保つ行動を実践し、盗みや殺人などを行わないこと。
正命(正しい生活):誠実な生き方をすること。
正精進(正しい努力):自身の根源的無知や煩悩を克服するため絶えず努力を続けること。
正念(正しい注意):常に自分の感情や精神状態を意識、邪念が入らないようにすること。
正定(正しい精神統一):瞑想によって心を正しく統一・集中させること
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神に頼らない教え
仏教がキリスト教とイスラム教と一味違うのは、人生が苦であるという自覚をすることから始まっている。
宗教といえばいつも教祖が幻視を見て、神の教えを説くというのが定説だったが、仏教は人間自身がつかみ、辿り着こうとする教えというのが好感を持てる。
確かにここまで誠実な行いをしていれば、マインド的に苦しくなくなりそう。僕らが見習うべき宗教はもしかしたら仏教なのかもしれないな。
宗教にはいつも腐敗と独占がつきものだが、仏教はどうなのだろう。
ますます気になってくる。