見出し画像

#79 [文学] アメリカを代表する小説と聞かれたらこれを言っておけばいい。

第12週 第2日(火)文学「グレート・ギャツビー」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は文学「グレート・ギャツビー」です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本の要約

F・スコット・フィッツジェラルド(1896~1940)の「グレート・ギャツビー」(1925年)は、アメリカン・ドリームの本質を捉え、それを批判した作品。

主人公ジェイ・ギャツビーは、謎の多い男で、ニューヨークのロングアイランドにあるウェスト・エッグという地区に大邸宅を所有している。週末ごとにギャッツビーは豪華なパーティを開き、それに引かれて「光に集まる蛾のような」人々が何百人も屋敷に集まってくる。
ある晩、物語の語り手であり、新しく隣に越してきたニック・キャラウェイと出会う。ニックは第一印象で、ギャッツビーには「相手をどこまでも安心させる、人生で4度か5度しか出会えなそうな、あの稀有な笑顔」があると感じた。
しかし、付き合いが深まるにつれ、ニックは表向き完璧なギャッツビーに数々の欠点があることに気づいていく。独力で成功した人物というアメリカの理想を体現しているが、そこに至る過程にまっとうなことは何一つなかった。中西部の貧しい家に生まれた彼は、犯罪組織に手を貸し巨万の富を得た。名前を変え東部に移り、経歴を偽っていたが、それはすべてかつての恋人デイジー・ブキャナンを取り戻す、ただそれだけのためだった。

「グレート・ギャツビー」は180ページほどの小説だが、1920年代のアメリカの退廃ぶりを匠に表現している。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アメリカン・ドリームの本質とは

均等に与えられる機会を活かし、勤勉と努力によって勝ち取ることの出来るものとされ、その根源は独立宣言書に記された幸福追求の権利に拠る。

wikipediaには上記のように記されている。努力と勤勉で夢は叶えることはできる。だがその裏には、ときにはどんな手を使ってでもなし上がったやつが夢を叶えられる。きれいごとでは現状は変えられないということをグレート・ギャツビーで伝えたいのか。

昔ほどアメリカにドリームはなくなった気がする

ある大学の調査によると、この世代が親の世代の階層から抜け出せないまま同じ階層にとどまる確率は、主要先進国の中ではイギリスとイタリアが最も高く、ついでアメリカとなっており、アメリカン・ドリームの実現は、実際には日本よりも難しいとされている。

まぁ。そんな驚くことでもないかも。ウォール街やGoogleやAppleのようなIT企業のような世界的企業があるのは確かだけれども、田舎町も多いイメージは私にはある。

ますますなれるものは成る、金持ちは金持ちになる超資本主義がなんとなく定着している。自分だけかもしれないけど。

関係ないけど…

ギャッツビーって言ったら男性のヘアワックスを思い出すけど、関係ないのかな。アメリカンドリームを目指してかっこいい男になるぜ!!ギャッツビーのようにな!!キラーン☆
みたいなコンセプトだったらどうしよう。



いいなと思ったら応援しよう!