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#91 [宗教] 目的は、心理の発見、つまり神に近づくこと。

第13週 第7日(日)宗教「カバラ」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は宗教「カバラ」です。

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本の要約

カバラとは、ユダヤ教の神秘主義で、ユダヤ教が持つ数々の不可解な部分を解明しようとするもの。

例えば
「なぜ神は世界と人間を創造したのか。」
「もし神が善であるのなら、なぜこの世に悪があるのか」
etc...

カバラ信仰の中核にあるのは、神には二つの形態があるという考え方だ。
・世界を創造するため姿を現した形態(セフィラ)
・セフィラ間にある完全に不可知な形態(パス/小径)
10のセフィロトがこの2つの形態の橋渡し役になる。

■「セフィル・ハ・ゾーハル」
カバラ文書で最も重要な文書。13世紀にスペインでモーシェ・ベン・シェム・トブ・デ・レオンによって「発見」された。実際は、彼が執筆したようだ。

カバラは中世に発展したが、これが現代にまで伝わっているのは18世紀に神秘主義的なハシディズム運動が起こったのをきっかけに広まった。今日では、様々なセレブ達が信奉している。

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セフィロト

旧約聖書の創世記(2章9節以降)にエデンの園の中央に植え付けられた木。生命の樹とも呼ばれ、この木の実を食べると、神に等しき永遠の命を得るとされる。

下記の図は、本書で説明されていた10のセフィラと22のパスの相関関係を現した図だ。これをたどっていけば、本来人間ではいけないレベルにたどり着こうというもの。

この図、エヴァンゲリオンで出てこなかった??

画像1

大アルカナ

22個の小径(パス)にはそれぞれ名前があり、タロットカードにも使用されている。

愚者、魔術師、女教皇、女帝、皇帝、教皇、恋人、戦車、力、隠者、運命の輪、正義、吊された男、死神、節制、悪魔、塔、星、月、太陽、審判、世界

これ、人気ゲーム「ペルソナ」シリーズででてくるやつやん!
これも聖書とかかわりがあったなんて知らなかった。
ゲームでは、各小径の象徴となった人物が登場して、その人物たちと親愛度を高めていくと主人公の能力値がアップする。

ラスボスに神のようなボスと闘うことになるのだが、
小径たちと交流を深めることによって主人公自身が神に匹敵するような存在になりえるという示唆だったのか!!
うわぁ。なんか妙に納得がいくなぁ。


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