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#341 [音楽] 20世紀アメリカを代表する作曲家のひとり。

第49週 第5日(金)音楽「アーロン・コープランド」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は音楽「アーロン・コープランド」です。

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本の要約

ニューヨーク市に生まれたアーロン・コープランド(1900~1990)は、21歳のときパリに留学した。優れた音楽教師ナディア・ブーランジェのもとで鍵盤和声と作曲を学び、4年後ニューヨークに戻って自作「オルガンと管弦楽のための交響曲」(1924年)のカーネギー・ホールでの初演を見た。

デビューしてすぐに、コープランドはアメリカのジャズの影響を強く受けた曲を作曲し始めた。1926年の「ピアノ協奏曲」や1930年の「ピアノ変奏曲」がこれに当たる。イーゴリ・ストラヴィンスキーの作品の研究も行い、新古典派的な特徴を取り入れた。

作曲家人生の後半は、アメリカの伝統音楽に目を向け、ギターやバンジョーなどのストリング・バンドが演奏するブルーグラスやアパラチア音楽への関心を強めていった。当時流行していたポップ感覚やアメリカの民話と結びつけて、「ビリー・ザ・キッド」(1938年)や「ロデオ」(1942年)などのバレエ音楽を生み出した。

「アパラチアの春」(1944年)で、ピューリッツァー賞を受賞した。

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「アパラチアの春」(1944年)

アーロン・コープランド作曲による「三大バレエ」の一曲。コープランドはこのバレエ作品を、オーケストラ用組曲に編曲した。

オーケストラ版とバレエ版で編成を代えているのは、今で言う、CD版とライブ版で構成が違うみたい感覚だろうか。…ちょっと違うかな。

でも、バレエ版を知っている人からしたら嬉しい試みなのではないだろうか。

バレエ音楽はしばしばオーケストラ組曲として名が知られているが、どれも原曲と変えていたりするのだろうか。


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