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#203 [宗教] イスラム教の創始者

第29週 第7日(日)宗教「ムハンマド」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は宗教「ムハンマド」です。

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本の要約

■ムハンマド(570頃~632)
ムハンマドはメッカに生まれた。若い頃は商人である伯父とともにアラビア半島各地を旅し、のちに自分も商人になった。40歳の頃、メッカ近くのヒラー山にある洞窟へ行ったときに幻視体験をした。天使ガブリエルが現れて彼に語りかけ、これから伝える韻文を暗記して唱えよと命じたのである。この韻文が、のちにクルアーン(コーラン)となった。

天使ガブリエルは、その後も生涯に渡ってムハンマドのもとを訪れ、ムハンマドはガブリエルの教えを説き始めた。しかし、ムハンマドは生涯を通じて読み書きができず、そのため彼が受けた啓示は、すべて口頭で伝えなくてはならなかった。

ムハンマドの教えの中核と成る教義は、一神教だ。しかしメッカは、偶像崇拝を行うカアバ神殿によって繁栄したため、ムハンマドと支持者はメディナへ移住せざるを得なくなった。メディナに来ると、イスラム教はたちまち広まっていった。

メディナとメッカは戦争となり、メディナ側が勝利を収めた。その後もムハンマドはさらに征服事業を進めてアラビア半島を統一した。

ムハンマドは、632年に亡くなった。ムハンマドが誰を後継者に選んだかという問題は、激しい議論の対象になり、これをきっかけにイスラム教徒はスンナ派とシーア派に分かれた。

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神殿の丘(岩のドーム)

メッカ、メディナに次ぐイスラム教第三の聖地となっている。

ムハンマドが死ぬ時、天使ガブリエルが再び彼の前に現れ、ムハンマドを自分の馬に乗せて、メッカからエルサレルへ連れて行った。そこでムハンマドはアムラハム、モーセ、イエスらと会い、それから天使の馬に乗って天国へ向かい、最期の休息の地へと昇っていったと伝えられている。この最後の昇天が行われたのが神殿の丘である。

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内部には昇天した部分の岩があり、そこから取り囲むようにドームが建設されている。

イスラムの分断

キリスト教にカトリックとプロテスタントがあるように、イスラム教にもスンナ派とシーア派があったのか。

しかも後継者の違いで分断するというのが面白い。同じイスラム教なのにちょっとした違いで教派が分かれてしまうというのが難しいところである。
しかも解決しようがないというのがポイントだよね。

あと、ムハンマドの顔が調べてもでてこなかったのだが、イエス・キリストのように象徴となる絵みたいなのはないのかな。



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