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#21 兄弟間の心の葛藤が生んだ悲劇のストーリー

第3週 第7日(日)宗教「カインとアベル」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は宗教「カインとアベル」です。

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本の要約

カインとアベルは、アダムとイヴの一番目と二番目の息子で、アダムとイヴが神によってエデンの園から追放された後、生まれた。

兄のカインは神が創造したのではなく、人から生まれた最初の人間であった。カインは土を耕す者になり、アベルはヒツジを飼う者になった。

ある日、神はカインとアベルに、それぞれ捧げ者をするようにと命じた。
アベルは、どんな捧げ者すれば神が一番喜んでくれるか懸命に考えた。そして、大切にしている子羊の一匹を捧げることにした。
カインは、何を捧げれば自分が一番困らないかということしか考えてなかった。そして、果物と穀物をいくらか捧げた。
神は当然、アベルの捧げ者を選んだ。

カインはたちまち嫉妬に駆られ、弟を殺してしまった。
神がカインがしたことを知ると、罰としてカインを呪った。
その呪いは、土を耕しても作物はできず、死ぬまで地上をさすらうべしというものだった。さすらうものになれば出会う人に殺されるだろうとカインが言うと、神はカインが殺されないよう印をつけた。

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これ何章目のはなし??

wikipediaによると、カインとアベルの話は『創世記』第4章に記されている。
先週取り上げたノアの箱舟は『創世記』第9章のお話なので、ノアよりは前の話になる。
そりゃそうか、カインは人類から生まれた最初の人間だもんね。

つまり、「創世記」第1章~第3章はアダムとイヴの話なのかな。
意外とアダムとイヴって有名だけど登場シーンは多くなさそうだ。

グラブルでも登場

私がやっているスマホアプリ「グランブルーファンタジー」でもカインが登場する。そしてグラブルではカインが弟で、アベルが兄というキャラ設定になっている。なんで逆にしたのか、そもそもこの「創世記」に登場するカインとアベルとは関係があるのか気になるところ。

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ゲーム内のカインは、型破りで明るい性格の持ち主で仲間思いで戦いは血を流さず勝利すること念頭にしている青年。本書が語る「創世記」のカインとは大違い。

ただ、唯一同じ点といえば、どちらもアベルが死ぬということ。

供物の件だけが殺した原因ではない

カインには双子の妹、ルルワがいた。
アベルにも双子の妹、アクレミアがいた。

アダムはお互いの妹と結婚するよう提案をしていたのだが、
ルルワはアダムとイヴの子ども史上一番の美貌の持ち主と言われており、カインはそのルルワをアベルに取られることに嫉妬していたとされる。

そういった背景もあり、この神の供物騒動が引き金となりアベルを殺害してしまったというわけである。

なんてひどい話だよ…醜いなぁ。

最後の刻印の話、なんか矛盾してない?

カインとルルワは人間から生まれた最初の人間でため、モブなんてこの世界には存在しないのでは???

アダムとイヴ以外に神が作った人間が存在するということなのだろうか。
それに、地上をさすらう罰がどれくらい重いものなのかあまり理解できてない。

この後カインはどういった人生を送ったのか、カインがこの一見で改心して良き人間になれたのか、続きが気になるところ。

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