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#339 [視覚芸術] アメリカ美術で最も広く知られている作品

第49週 第3日(水)視覚芸術「アメリカン・ゴシック」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は視覚芸術「アメリカン・ゴシック」です。

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本の要約

グランド・ウッド(1891~1942)の「アメリカン・ゴシック」は、アメリカ美術で最も広く知られている作品の一つだ。

1930年8月、ウッドはアイオワ州エルドンで、カーペンター・ゴシックと呼ばれる様式で建てられた19世紀の家を見つけた。この家の前で農場主とその娘が立っている姿を思い浮かべたウッドは、茶色い包装紙に急いでスケッチを描き、写真を何枚か撮った。

その後、妹のナンを娘のモデルにし、農場主は町の歯科医をモデルにして、制作を開始した。ヴィクトリア女王時代の写真や、19世紀の肖像画を参考にしながら、彼は歯科医を過保護な父親に、ナンを、その年老いた父親の不器量な未婚の娘に変えていった。

今日、この作品はシカゴ美術館で常設展示されている。

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「アメリカン・ゴシック」(1930年)

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この作品のモデルとなった妹のナンと、町医者のバイロン・マッキービーは、この絵と激似らしい。
確かに、こんなに写実的な絵だとは思わなかったから、相当似ているのだろう。

アメリカでは、知らない人はいないくらい有名な絵画で、さまざまな作品でパロディとして登場してくる。『ムーラン』、『ナイトミュージアム2』など有名な作品からお菓子のパッケージ、結婚式のパネル、など一種のジョークとして人々に親しまれている。

どことなく醸し出すシュールさが、人気の理由なのかもしれない。



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