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#346 [視覚芸術] シュルレアリスムで20世紀で最も挑発的な芸術作品を生み出した芸術家
第50週 第3日(水)視覚芸術「サルバドール・ダリ」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は視覚芸術「サルバドール・ダリ」です。
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本の要約
■サルバドール・ダリ(1904~1989)
ダリはスペインのカタルーニャ地方に生まれた。1929年ダリはパリへ移り、シュルレアリスム運動に加わった。偏執症がもつ創造的な可能性に興味を抱いたダリは、自ら「偏執症的批判的方法」と名付けた手法を開発した。
ダリはガラという名の女性と結婚し、その後50年以上にわたって彼のミューズ(霊感を与える芸術の女神)になった。
長年にわたり、ダリは人々を困惑させると同時に魅了し続けた。
1940年、ダリはアメリカに移り、1995年まで住み続けた。
晩年はスペインで過ごし、1984年委は不審火で大やけどを負った。その後5年後に亡くなり、膨大な遺産と美術作品がスペイン政府に残された。
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「記憶の固執」(1931年)
サルバドール・ダリの最も有名な作品。荒涼とした世界の中で、ゆがんだ形の人頭に懐中時計がぐにゃりと溶けて垂れ下がっている。
あり得ないモチーフを組みあわせて非現実的な絵画を制作したシュルレアリスムの代表作でもある。
この作品にはダリのたくさんの思いが込められている。
「アンダルシアの犬」(1929年)
ルイス・ブニュエルとサルバドール・ダリが共同制作をしたショートフィルム。
シュルレアリスムの傑作と評される作品だが、なんのこっちゃ全然わからない。
不思議な世界観をもつサルバドール・ダリの作品は、何かしらの意図があってそうしているのは確かだが、それが何を意味するのか凡人の頭では理解できない。自らもまた「偏執症」とやらになってみないとわからないのかもしれない。