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#162 [歴史] アメリカ合衆国の初代大統領
第24週 第1日(月)歴史「ジョージ・ワシントン」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は歴史「ジョージ・ワシントン」です。
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本の要約
■ジョージ・ワシントン(1732~1799)
アメリカ独立戦争を率いた司令官であり、アメリカ合衆国の初代大統領である。
ワシントンはヴァージニアに住む裕福な農場主だった。イギリス軍の一員として、フランス軍やアメリカ先住民と戦ったこともあったが、1760年代から1770年代前半には、イギリスの植民地支配に不満を抱くようになり、独立革命が始まった頃には徹底した愛国派になっていた。
彼は1775年7月3日、マサチューセッツ州ケンブリッジで指揮を執った。
1775年当時、イギリスは世界一の強国で、完全勝利を望むことは難しかったがワシントンは、完敗を回避することでイギリス軍を疲弊させることはできるはずだと見抜いていた。ワシントンの粘り強い戦いぶりにより、フランス、スペイン、オランダが植民地側に付き、最後にはイギリスもついに観念した。
戦後はヴァージニアの農場で隠棲を望んでいたワシントンだが、賢明な指揮官ぶりと人望の末、1789年大統領選に立候補を承諾し満票で当選した。
大統領としてワシントンが残した最大の功績は、彼がやらなかったことにある。仰々しい称号の拒否、1796年の3期目の立候補を固辞。これにより大統領は2期までという不文律を定めた。
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農場は農場でも黒人奴隷農場
ワシントン家は、バージニア州にて黒人奴隷農場を経営していた。ワシントン家が裕福だったのは黒人奴隷による恩恵が大きかったとされる。
そういった環境で育った影響もあり、奴隷制度に対する考え方を作り上げていったのだと思う。
口では奴隷制度を倫理に反するものだと考えていたが、彼自身奴隷の所有を生涯手放すことはなかった。
こういったところに強い遺恨を残すよね・・・
自由を掲げ、なみいる強国を打倒したアメリカ。しかし、その自由は誰もが対象でなかったということは覚えておこう。