見出し画像

#309 [歴史] 第二次世界大戦を引き起こした男

第45週 第1日(月)歴史「アドルフ・ヒトラー」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は歴史「アドルフ・ヒトラー」です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本の要約

■アドルフ・ヒトラー(1889~1945)
ドイツの独裁者で、1939年にポーランドへ侵攻して第二次世界大戦を引き起こした。この大戦は、やがて地球のほぼ全域に広がって約5000万人が命を落とした。ヒトラーが同盟を結んだ枢軸国の日本とイタリアからの支援もあったが、1943年に戦況はドイツ不利へと変わった。1945年、勝利を確信した連合軍がベルリン中心部の地下壕に迫りくる中、ヒトラーは頭に銃弾を打ち込んで自殺した。

ヒトラーは権力の座に合ったとき国民から広い支持を受けていた。ヒトラーは、演説で聴衆の心をつかむのに長けており、そのカリスマ性で多くのドイツ国民を魅了した。

ヒトラーは、当時オーストリア・ハンガリー帝国のドイツ語圏だったオーストリアに生まれた。画家になりたかったが、ウィーンの美術学校には入れなかった。その後ドイツに移って第一次世界大戦に従軍し、軽症を負った。ヒトラーは、強い政治信条を持ち合わせてはいなかったが、ドイツの敗戦後、ドイツ民族が屈辱を味わっているのは裏でひそかにユダヤ人が陰謀を企てたせいだという、ちまたに広がっていた考えを信じるようになった。そして当時はまだ無名だった反ユダヤ主義政党、国家社会主義ドイツ労働党(ナチ党)に入党し、たちまち党首となった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ジェノサイド・ホロコースト

ヒトラーについて最も有名なのがユダヤ人大量虐殺。究極の人種差別を行った絶滅政策(ホロコースト)は、当時のドイツ人にはこれが正しいことだと信じ込んでいた。まぁ、ヒトラーの巧みな話術で信じ込まされていたということだが。

大量虐殺関連で有名な場所といえば、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所。収容されたのは、ユダヤ人、政治犯、ジプシー、精神障害者、身体障害者、同性愛者、捕虜、聖職者、エホバの小児、されにはこれらを匿ったものなど。使い捨ての労働力の確保という面と絶滅収容所としての機能を持っていたので、収容所にいた9割以上が命を落としたとされている。

こんなことが本当に起こっていたなんて信じられない。

ヒトラーのカリスマ性や行動力に対して心酔していた国民という絵面は、もしかしたら今後もまたでてくるかもしれない。これほど残酷な政策だとしても当事者は気づきにくい問題なのかもしれない。一人のカリスマが動かす未来が本当に正しいものなのか、自分で考える力は持っておきたいものだ。



いいなと思ったら応援しよう!