「快速リゾートビューふるさと号」で信州ミニトリップ
こんにちは。
長野駅から松本駅を経由し大糸線の南小谷駅まで、「快速リゾートビューふるさと号」というリゾート列車が土日祝日を中心に運行されています。
今回は春の一日、この列車に乗って信州ミニトリップに行ってきました。
まずは、東京駅から早朝の新幹線に乗り軽井沢駅へ。しなの鉄道に乗り継ぎ、篠ノ井駅に向かいます。
リゾートビューふるさと号は長野駅が始発駅ですので新幹線で長野駅に向かい、そこから乗るのが一般的であると思いますが、今回は席数限定で割引になる新幹線チケットが軽井沢駅までしか手配できなかったので、軽井沢駅からは、新幹線ができる前は信越本線だったしなの鉄道でゆっくりと車窓から浅間山を眺めながら進みます。
篠ノ井駅からはいよいよリゾートビューふるさと号に乗り込みます。
リゾート列車ということで、目的地までただ乗っているだけでなく、途中観光スポットが近くにある駅では長時間停車し、その間に観光を楽しむこともできます。
列車そのものも眺めが良い大きな窓と、前の駅との間隔が広い二人掛けのリクライニングシートの並んでいて快適です。
さて、篠ノ井駅を9時55分に発車した列車は、10時10分に長野県千曲市の標高551mの山腹にある姨捨駅に到着します。
駅に到着する手前で列車は一旦進行方向を変え、スイッチバックして駅に進入します。
この駅のホームからは眺められる善光寺平の風景は日本三大車窓に数えられています。
姨捨駅での停車時間は32分あり、駅を出て線路を渡り、展望台がある近くの姨捨公園にも行ってみました。
手前には、これも姨捨地区の特徴で棚田が広がっていました。
雄大な景色を眺めていると心が洗われますね。
列車に戻り、10時42分に姨捨駅を発車。11時43分に松本駅に到着します。この駅から進行方向を変えて大糸線に入るので10分停車します。
この間に駅弁を調達することもできますが、折角信州に来たので、駅のホームにある立ち食いそばを食べることにしました。
榑木川(くれきがわ)というお店で、駅そばながら本格石挽きの八割そばということで、手軽に美味しい信州そばを味わうことができました。
松本駅を出発し、大糸線に入りしばらくすると進行方向左側の車窓には雄大な北アルプスが姿を現します。
大糸線は電車の架線を支える電柱が北アルプスがある方と反対側の片側のみに配置されています。北アルプスの雄大な景色を電柱に邪魔されないように配慮されているとのことです。
12時06分穂高駅に到着。ここでは、33分停車し、駅から徒歩5分の穂高神社参拝のための時間が設けられています。
アテンダントさんから発車時間に遅れないように戻ってください、との説明がありました。
何かバスツアーみたいな感覚になりますね。
穂高神社は、今回訪れた安曇野市穂高の本宮のほか、上高地に奥宮、奥穂高岳山頂に嶺宮があることから「日本アルプスの総鎮守」の通称があるそうです。
やはりというか、ここは随所にパワースポットがちりばめられているようです。
何やらご利益を得られた気分で穂高駅に戻り、再びリゾートビューふるさと号に乗り込みます。
列車はアルペンルートの玄関口である信濃大町駅を過ぎたあたりから山岳地帯に入っていきます。
ここまでくると残雪がかなりありますね。晴れた日の雪景色、なかなかいいものです。
13時46分、白馬駅に到着です。
列車はこの先、南小谷駅まで行きますが、今回はここで下車することにしました。
新宿行きの特急あずさの発車時間まで約1時間半の空き時間を利用して駅徒歩10分の場所にある日帰り温泉に寄って帰ることにしました。
普通乗車券にプラスして530円の指定席券を買うだけで、ちょっとしたツアー感覚で鉄道の旅と観光を楽しめる「リゾートビューふるさと号」の旅は充実したものでした。
おすすめのミニトリップです。