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読書による気づき~「マンガでわかる神・時間術」

あの「神・時間術」がマンガに?!
しかもヒーローお姉さんって何?それってヒロインってこと?!
まぁ、とにもかくにもこれは読むしかないということで精神科医樺沢紫苑先生の「マンガでわかる神・時間術」を手にとりました。

自己流時間術

今回マンガとなった樺沢紫苑先生著のベストセラー「神・時間術」。
私とこの本との出会いは2年半程前になります。
それまで私は巷に溢れる時間術に関する本に関心がありませんでした。
なぜなら、自分には不要だと思ったからです。

私が考えていた時間術は「無駄」がないこと。
鉄道が好きで時刻表を使いこなしていた私は、スマホの乗換案内アプリなどが普及する前から、時刻表を駆使して待ち合わせ時間ギリギリに少しでも家を出るのを遅くするようにしていました。
そうすることで「無駄」な時間を省くことができる。これは特技だと思っていました。

また、仕事については、忙しい時は休み時間も仕事をし、早く終わらせるようにしていました。

要するに「余白」がない状態にすることが「時間術」であり、自分はそれができているのだから問題ない。「時間術」に関する本など読む必要がないと思っていました。

「神・時間術」との出会い

2020年の春、新型コロナのパンデミックが到来し、緊急事態宣言による外出自粛となります。
そんな時、樺沢先生のYouTubeに出会い、Amazonで注文した「アウトプット大全」を自宅で過ごしたゴールデンウィークに読みました。
大きな感銘を受け、これからの時代にどう生きるか考えるきっかけとなりました。

その樺沢先生が書かれた「神・時間術」とはどのようなものなのか興味を抱き、初めて時間術に関する本を購入しました。

神が舞い降りた

「神・時間術」を読み、私は全身に電気が走る程の大きな衝撃を受けました。
それまで私が良いと思ってやってきた時間術を全て否定されたように感じました。

時刻表を調べてギリギリに行くことで、電車が遅延して間に合わないこともある。それは電車が遅延したのだから仕方ない。自分は悪くない。
ただ、あらかじめ20分でも早く着くように行動すれば間に合った筈です。余白がないことが時間術と信じこんでいた私の自己満足の行動で相手を待たせ、相手の貴重な時間を奪ってしまっていたのです。

また、休憩も取らずに仕事を続けることはパフォーマンスが下がり、振り返って考えてみると何かが抜け落ちていたり、ミスがあったりと結果的に後になってリカバリーのために余計な時間をかけることになっていたように思います。

「神・時間術」の内容は脳科学的な根拠のもとに体系化されたものであり納得せざるを得ないものばかりでした。
ぐうの音も出ないとは正にこのことです。

私の考えを180度変え、これからの時間の使い方、生き方を指南してくれた「神・時間術」。
私のもとに神が舞い降りた瞬間でした。

管理職として

私はこの4月に管理職に昇進しました。
責任は重くなりプレッシャーもあります。結果も求められます。
だからこそ時間術がより一層大事になってくるのだと思います。

着任した日、部下に言いました。
「まずはしっかり睡眠をとってください。そして朝は太陽の光を浴びてくたさい。適度な運動も大事です。」
時間術のいの一番として伝えました。
もしかしたらこんなことを言う管理職はあまりいないかも知れません。
それでも私が学び気づきを得た大事なこととしてどうしても伝えたかったのです。

「デットライン・ラッシュ」、「メモリー・スピーダー」、「ウィンク・ナップ」…そして「エンジョイ・ライフ!」
自ら実践していくことで時間術に長けた組織となるようマネジメントしていきたいと考えています。
ヒーローお姉さん「春子」が私の前に現れたとしても皆が「効率的に仕事をして、たくさん遊んで、自分の人生を楽しんでいます。」と自信を持って言えるように。

マンガとはいえ侮るなかれ、「神・時間術」の要点を素早く理解でき、働き方そのものを変えられる一冊。
多くの働く人にお勧めします。


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