
三つの一之御前神社
2月11日(日)に友人の結婚パーティーが名古屋で開催される為、日帰りで名古屋へ行ってきました。そして・・・二度目の熱田神宮にも・・・。
パーティーの受付開始時刻は16時。9時台の新幹線で名古屋に向かい、5時間半を満喫する計画でした。二度目の熱田神宮の目的は・・・あの有名な『一之御前神社(いちのみさき)』へ。
創建は景行天皇年間とも天武天皇在位年間ともいわれる。本宮からみて北西方向、「こころの小径」と呼ばれる参拝道の奥まったところにあるが、現在地には1893年(明治26年)に移転したもので、それ以前には現本宮の南東付近にあった。祭神として天照大神荒魂(あまてらすおおかみあらみたま)を祀る。荒魂とは激しく動的な事象を生み出す神霊をいい、勇猛さ・進取の象徴ともなる。
景行天皇年間・・・
景行天皇(けいこうてんのう、垂仁天皇17年 - 景行天皇60年)。考古学上、実在したとすれば4世紀前期から中期の大王と推定されるが、定かではない。
天武天皇在位年間・・・
天武天皇(てんむてんのう) 飛鳥時代(在位673~686)の第40代天皇。 舒明天皇を父、皇極天皇を母とする。
大変失礼な言い方に聞こえるかも知れませんが、4世紀か7世紀頃?と・・・よく分からない・・・とのことです。
個人的に気になったのは・・・
江戸時代以前は龍神社と相殿であったようで、それぞれ別社とすることの要望が大宮司宛口上書(1686年6月5日(貞享3年4月15日)付)として残っている。この願いは聞き届けられ、以来、一之御前神社と龍神社は現在に至るまで独立して存在している。
江戸時代・・・慶長8年(1603年)前は、龍神社と相殿(あいどの)だった。それが、約300年後・・・明治26年(1893年)に現在の位置に。
相殿(あいどの)とは?
同じ社殿に2柱以上の神を合わせて祭ること。 また、その社殿。 あいでん。
龍神社は、『こころの小径』を入ってすぐにあります。
実は・・・この龍神社は、一度目に訪れた時に、どうしても参拝したかった神社です。深い理由は・・・アレですが、兎に角「龍神社・・・龍神社・・・」という感覚になっていました。それが、今回の・・・『一之御前神社(いちのみさき)』と繋がっていたと知った時・・・鳥肌ものでした。相殿だったとは・・・。
無事に『一之御前神社(いちのみさき)』を参拝することも叶いました。撮影はNGなので、もちろん写真は撮っていませんし、そこで感じたことをここに書く事は控えさせて頂きます。
実は・・・
熱田神宮へ参拝へ行く前に・・・名古屋市瑞穂区にあります『一之御前神社 (いちのごぜん)』へ。
こちらの神社の読み方は、(いちのみさき)ではなく(いちのごぜん)。

名古屋市瑞穂区にある『一之御前神社 (いちのごぜん)』を知ったのは、この方のBlogでした。
しかも地図を見ると・・・熱田神宮の近く・・・。「これは・・・」と思い、まずは、こちらへ。
創建の永禄七年は1564年で、棟札の元禄七年は1694年に当たる。
鳥居をくぐると、すぐに・・・龍神社が。御祭神は、黒龍王、白龍姫大神。社頭 → 鳥居 → 龍神社 →御神木→ 拝殿・本殿。不思議な配列。
御神木も・・・とても不思議な雰囲気でした。御神木に触れた手で病の箇所を撫でると、病気が治ると言われているそうです。あまりこの手の話は・・・アレですが、この日は右の手首が痛く・・・御神木に・・・(その後、痛みが軽減したことには正直、驚きましたし、この手の話はアレなので、この辺にしておきます)。
一言で言えば・・・また必ず訪れたい神社でした。名古屋市瑞穂区にある『一之御前神社 (いちのごぜん)』・・・興味がある方は是非!

帰宅して・・・さらに『一之御前神社』に関して調べると尾張旭市稲葉町にも『一之御前神社』が。こちらも名古屋市瑞穂区にある『一之御前神社 (いちのごぜん)』と同じく (いちのごぜん)と読むそうです。
創建年代は、よくわかっていませんが、一説に熱田神宮の一之御前社から勧請したといわれています。文政五(1822)年ごろにまとめられた『尾張徇行記』には、寛文三(1663)年に氏子によって再建されたと書かれています。
名古屋市瑞穂区にある『一之御前神社 (いちのごぜん)』の創建は永禄七年(1564年)で、棟札の元禄七年(1694年)。
尾張旭市稲葉町にある『一之御前神社(いちのごぜん)』の創建ははっきりとは分からず・・・寛文三年(1663年)に氏子によって再建と。
三つの『一之御前神社』が存在することが・・・
今回、分かりました。
さらに、今回・・・興味が湧いたのは、『みさき』というキーワードです。
社名の由来としては、「魂」を「美佐岐(みさき)」と訓ずることが『倭姫命世記』などで知られており、ゆえに「一ノ魂(いちのみさき)」と書かれたとする説、686年(朱鳥元年)に朝廷から還座した草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)がまず納められた仮宮であったとする説、本宮5神のうち第1の御前(ごぜん)である天照大神そのものを指すとする説などが知られる。「一神前(いちのみさき)」、「一御崎(いちのみさき)」とも書かれた。
魂=美佐岐(みさき)
=神前(みさき)=御崎(みさき)
・・・うふふな感じです。
熱田神宮と言えば・・・草薙の剣、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)。そして・・・『別宮 八剣宮』。ここも・・・なんだか凄いです。その手の能力が全く無い私やYさんでも「ここは・・・」と、何かを感じる程。
今回、初めて『くさなぎ広場』にも行ってみました。宮きしめんの行列には驚きましたが(苦笑)。さくっと写真を撮っていると、南神池の遊歩道に・・・一羽のカラスが。

写真を撮っても近付いても・・・全く逃げようとしません。逃げるどころか・・・不思議な動きを・・・。
ちょこちょこと歩きながら・・・まるで「こっち、こっち」と道案内をしてくれているような・・・。


あるところまで行くと、くるっと方向転換をして「それじゃ」的な・・・。
「ん?・・・もしかして、ここは?」と振り返ると・・・
『別宮 八剣宮』の真裏

・・・驚きました。
草薙の剣、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)と言えば・・・『土用殿』にも触れたいところですが、今回は止めておきます。
それと・・・第三鳥居手前・・・の
・・・左側・・・の話も止めておきます。
まだまだ勉強不足ですが、今回は『一之御前神社』を軸に色々なことを調べて、学ばせて頂きました。興味は尽きません。
帰り道にたまたま出会った・・・『新宮坂神社』と『くさなぎどんぐり広場』。このエリアも、とてもとても・・・気になりました。
”たまたま出会った”
”たまたま”・・・一般的な語源は・・・
ですが・・・先日、面白い話を聞きました。それも、”たまたま”です。
”たまたま”の”たま”は、
魂の”たま”だと・・・。
魂=美佐岐(みさき)=神前(みさき)=御崎(みさき)と、”たまたま”・・・。
・・・興味は尽きません。
そう言えば・・・神社関係と言えば、こんな話も。
今年3月、熱田神宮を抱く愛知県神社庁が「神社本庁内における一連の疑惑は、(中略)もはや看過できない」という決議書を神社本庁に提出したほか・・・