Football Part.2
続いてPart.2。今回は中学校でのサッカー生活について振り返ろうと思います。Part.1を読まれていない方がいれば是非そちらから。
よろしくお願いします。
衝撃
僕の中学校のサッカー部の練習量やレベルは、小学生の頃から噂になっていました。とにかく休みがない。朝からめちゃくちゃ走るし、それで入部を断念する人もいるのだと。もちろん怖さもありましたが、同じ中学に進んだ少年団のチームメイトは特に躊躇いもなく入部したこともあり、自分も迷うことなくサッカー部へ。「どれくらい凄いんだろう…噂通りなのか、それ以上か」みたいな好奇心もありました(笑)
そして、そこには地獄の日々が待っていました…。
まずは朝練。山道を毎朝10km走ります。放課後も同様に走ります。
すぐに3年生の総体も控えているため僕らにはボールに触れる機会がないのです。たまにボールに触れる機会もありましたが、ほとんど走ってました…
そして僕は情けないことにサッカーというスポーツに必要不可欠なスタミナがなかったのです。短距離走もそこまで得意ではないですし、長距離走は大の苦手。小6の持久走大会なんかは40人中35番目くらいだったのです(笑)
そんなスタミナ切れのサッカー小僧が朝練でいきなり10km走るとですね、その日の夜まで息切れします。朝練終わってからずっとです、もちろん授業中も。徐々に落ち着きますが、また放課後の走りで元通り。
これまでのサッカー人生で1番キツかった時期と聞かれれば即答で、中1の1年間と答えます。年末年始に中学のサッカー部のチームメイトと集まる機会があれば「あの頃、陸上部より走ってたよな?(笑)」なんて話題になるのは鉄板です(笑)
でも不思議とやめたくなることはありませんでした。体験入部の段階では40人ほどいましたが最終的に正式に入部したのは24人。他にやりたいことがなかったのもそうですが「こんなところで辞めてたまるか!」みたいな反骨心?プライド?もあったからだと思います(笑)
監督の見えないところで楽をしている先輩もいまして「ここ歩いていいんだよ?」なんて悪魔の囁きもありましたが、とりあえずどんなに遅くとも歩かずにやってみようと続けていたら、少しずつではありますがスタミナや体力がつきましてですね…
自分でも驚く成長ぶりはこんな感じです↓
20mシャトルラン
中1 - 70回
中3 - 140回
中3 陸上大会に出場
駅伝選手の候補に選抜
いやこれすごくないですか?(笑)
走りでも入部当時は同級生の先頭集団に1~2周差をつけられることもありましたが中3の頃には先頭集団には食い込めませんがその少し後ろを走れるまでに…
それに伴い短距離走も早くなり、体育祭で選抜リレーを走ったりなども…
もちろんサッカーの試合でも最後まで走れるようになって、足を攣るなんてことはなかったと思います。それは自分だけに限らずチームメイトもそうでした。
さらに嬉しかったのが体育の授業で長距離走をやった際に、同じ中学に進学した小学校の同級生の前を走れたことですかね(笑)
以前は背中を追いかけるばかりだった友人の前を走れたことと「お前いつの間にそんな体力ついたんだ…」と驚いた顔見るのが最高に気持ち良かったです(笑)
さて自慢話はこれくらいで…(笑)
勝利至上主義
1つ上の代の総体が終了した中2の夏。つまりこれからは僕たちの代の新チーム。
チームでの僕の立ち位置は一応Aチーム。スタメンで出たり、途中から出たりと絶対的なレギュラーではありませんでしたが、チーム内での自分の役割もよく分かっていましたし、Aチームの試合に出たり、Bチームの試合に出たりと意外と便利屋だったのかもしれません(笑)
幸先よく中2の新人戦は県大会準優勝。
まさか県で2番になれるとは…
そういえば僕の中学校には3つの小学校から集まるのですが、僕の通っていた小学校以外の2校はサッカーが強かったんですわ。忘れもしません、中1の最初の試合で4-0と勝利したんですが、その2校から来たみんなは「もっと点が獲れた。もっといい試合ができた」と悔しがっているんです。中には泣いている人もいました。あれは本当にびっくりでした(笑)
監督も勝利にこだわる監督でして、負けたら罰走。試合に勝とうが内容によって罰走みたいな感じで。朝練でストップウォッチだけ持って現れたときなんかもう絶望ですよね。機嫌が悪いときもヒヤヒヤします…
そして迎えた中3の最後の総体。地区予選・県大会を突破し、関東大会を勝ち抜いて、その年に地元茨城県で開催される「全国大会」に出場するという目標のもと、新人戦で結果を残したこともあり他校からの厳しいマークもありましたが、なんとか地区予選を勝ち抜いていきます。
そしてあと1勝で県大会が決まる試合で後半アディショナルタイムにゴールを決められ地区予選敗退が決定。全国大会、関東大会どころか県大会にも進めず、僕らの闘いはここで終了。ファイナルホイッスルはピッチ上ではなく、ベンチでしたがめちゃくちゃ泣きました。溺れるほどに。めちゃくちゃ悔しかったです。サッカー人生の1番悔しくて、泣いた瞬間でした。
ターニングポイント
僕のサッカー人生の中で1番濃い時間がこの中学校での3年間だと思います。勝利、闘うこと、自己犠牲、結果、常勝チームとしての姿勢など多くのことを。本気で勝利を目指して、闘志を剝き出しにして味方を鼓舞したり、チームメイトと本気でぶつかったり、多くのタイトルを獲得したりと今まで経験できなかったことをたくさん経験できましたし、多くのことが吸収できたと思います。
試合中はたくさんぶつかることもあったチームメイトでしたが、ピッチを離れれば愉快で気持ちの良い人たちばかりです。卒業からほぼ10年経った今でも連絡をとったり、飲み会をしたりと定期的に集まることもあり、仲良くさせてもらってます(笑)
案の定めちゃくちゃ長くなっていました。笑
まだまだ話し足りないこともありましてですね、同級生のみならず後輩とメンバー争いをしたり、時にはメンバー外になって腐りかけたこととか、監督に強い嫌悪感を抱いたこととか怪我が長引いたこととか、教室でみんなで丸坊主にしたこととか、語り尽くせませんがこのあたりで終わりたいと思います。
高校編もまたやりたいなと思います。
あ、監督と今ではめちゃくちゃ仲良しです(笑)