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ワシにとっての山登り

こんばんは。今日は私の趣味のひとつでもある山登りについて話させてもらいますね。ちなみ去年の夏ごろから始めたのでまだまだ登山歴の浅い初心者です。冬山にチャレンジしたい気持ちはありますが、冬山を舐めてはいけませんね。ど素人が挑んだところで遭難して死ぬか、滑落して死ぬかの二択でしょう。暖かくなるまでは日課のランニングと近所の低山で体力づくりに励もうと思います。

山登りを始めたきっかけを話す前に、ランニングを始めたきっかけについて話す必要があるのでまずはそこから。

私は小学2年生のときにサッカーを始め、高校の選手権までの計11年間ひたすらボールを追いかける毎日を送っていました。看護学校に入学してからは毎年行われる高校のサッカー部の初蹴りに参加する程度で、特に運動の習慣はありませんでした。特に食生活が変わったわけではなかったので、運動部特有のスポーツから離れて太るというルートを辿ることはありませんでした。もともと痩せ型だったので「きっと太らない体質なんだろう」と思っていましたが、とんだ馬鹿野郎でした。後ほど詳しく説明しますが、自分の通っていた看護学校は2年間の准看護学科(全日制)、3年間の看護学科(夜間定時制)の計5年間のカリキュラムでした。今読んで頂いている皆さん、カッコにご注目ください。そうです夜間定時制。これが全ての始まりです。准看護学科の2年間は平日の昼間に学校へ行き、土日は所属病院でヘルパーとして勤務(まだ資格がないため看護補助者として、まぁバイトみたいなものです)。なので生活スタイルで言えば、高3の最後の方とあまり変わりません。というかほとんど一緒ですね。放課後はほぼ毎日専門学校の同級生とボウリングに行ったり、中学や高校の同級生からフットサルの助っ人を頼まれたり、それなりに運動習慣はあったのかなと思います。


お待ちかねの看護学科です。もう一度言います。夜間定時制です。少し複雑かもしれませんが看護学科に進学した瞬間に、いわゆる「勤労学生」というものに切り替わります。平日は午前7時〜午後4時まで所属病院で准看護師として勤務(准看護学科で見事試験合格)、午後5時〜午後9時まで講義。私はあまり朝が得意ではなかったので「朝ごはんを食べる時間がもったいない!というかお腹が空かない!」という理由で食事より睡眠を優先させたため、朝ごはんを抜いて仕事へ。ヤバイです。患者さんの朝ごはん、昼ごはんを配る時間。尋常じゃなくお腹が空きます。そして私のお昼ごはんはというと…。
休憩室でおにぎりやカップラーメンをかきこみます。そして片付いていない午前中の仕事をお昼休憩の時間に片付けます。時間があればゆっくり食堂に行って、日替りのランチを楽しむこともありますが、ごく稀だったと記憶しています。とりあえず仕事に支障が出ないように最低限の空腹をしのぎます。



なんとかして午後4時に終業。時間があるときは学校までの中間地点に自宅があるので少し腹ごしらえをしてから学校へ行きます。これももちろん最低限の空腹をしのぐ作業です。「課題まだ終わってなくね?レポートまだ半分しか終わってないでしょ?そんなゆっくりしてる余裕あるの?」と私の心に私自身が問いかけてきます。分かってるわ。家寄らんで、学校の近くのコンビニでおにぎり買って課題とレポートやりながらおにぎり食えばええんやろ。そんな感じで家に帰らず、まっすぐ学校へ行くことがルーティンへ。



はぁ疲れた。今日もまともに授業聞いてなかったな。寝てしまってごめんね先生。いやあの、寝てたの僕だけじゃないですよ?僕の同級生は自分と同じく勤労学生がほとんどだったんですよ。みんな仕事終わりに来てるので眠くなってしまうんですよ。だから共犯です。ちょっと元気があるときはワイヤレスイヤホンを先生にバレないように装着して、DAZNでアントラーズ、イーグルスの試合を観ていたり…すみません。でもちゃんと起きてたよ。「これ分かる?」て聞かれたときちゃんと答えたよ(そこじゃない)。皆さんお気づきでしょうか、このときの私は最高潮にお腹が空いています。学校近くに契約している駐車場へ行き、停めてある自家用車にエンジンをかかると同時に私の食欲のエンジンがかかります。暴飲暴食のスタートです。夜遅くまでやっているラーメン屋やマック、ファミレスへ。もしくはスーパーの値引きされたお惣菜やカップ焼きそばを買い込み、食らう。そしてお風呂に入ってすぐに寝る。調子に乗ってお酒を呑んだりなんてざらでした。



「ん?なんか少し肉ついてきたな。まあでもこれくらいがちょうどいいでしょ」と思っていたらボーダーをあっという間にK点越え。なんと看護学科3年の4月(計5年の看護学校5年目、つまり最終年)、准看護学科に入学したころに比べ(高校卒業して間もない頃)10kg増。んん?10kg⁉︎
健診の体重計に乗って思わず「ええ⁉︎」と声を上げてしまいました。毎年少しずつ増えてはいたけど、「また少し増えたな」と思うばかりで特に気にしていませんでしたが、計測をしてくださったスタッフさんから「入学したときより10kg増えてるね」との一言。



そこでハッと目が覚めました。めちゃくちゃ太ってるなと。改めて高校時代や看護学校入学当初の写真と比べるとその違いに愕然。これはまずい。痩せないとヤバイ…。でもどうしよう。何から始めよう。社会人サッカー(新型コロナウイルスの影響で中止が相次ぐ)やフットサルなんてみんな(中学や高校の同級生)忙しくてやる暇がないって言ってたし…学校終わってからのフードファイトを我慢しろなんてできないし…。(いやそこ頑張れや)



そうだ!ランニングはどうだろう?そういえば中学のとき駅伝部だったし(サッカー部だったんですが、助っ人で声がかかったことがあります。ちなみに声がかかったのが中3の部活を引退したあとで面倒だったんで辞退しました)、ランシューもあるし、場所を選ばなくても1人で簡単にできるじゃん!と気付き、放課後元気があるときや土日の暇な時間を利用して近くの広場や海沿いのコースを利用してランニングをすることに。



長距離走は嫌いではなく、どちらかと言えば好きな部類だったので「しんどい。やめたい。やってられるか」といった感情は起こらず、どちらかといえば「ランニング楽しい!汗かいて息切らして追い込むってやっぱり楽しいな!」と中学や高校時代を思い出し、めちゃくちゃ楽しかったです。



びっくりでしたね。ちなみにランニングを始めたのが2020年8月から。ダイエットの為に始めたものがいま現在、2022年1月ですがちゃんと続いています。ちなみにちゃんと10kg減しましたよ。それが目的でしたからね。「じゃあ元通りになったから走るのやーめよっ!」とは不思議とならなかったですね。もう日課になっていました。夜勤入りや余程な体調不良がない限りは毎日続けています。一度夜勤入りの日に調子に乗って、ひとっ走りしてから夜勤に臨んだことがありますが、体がボロボロでした。そういうときに限って忙しくなるんですよね。不思議です。そんなこんながあった夜勤入りの日は大人しくしています。



「どこかいいランニングコースはないかな?」と開拓していた私に転機が訪れます。”トレイルラン”。そうですトレランです。トレランと様々な地形や環境で行われるスポーツです。簡単に言えば山道などの険しい道を走ったりすることですね。元々上り坂が好きだった自分にとってはうってつけでした。険しい山道を走って登ったら山頂からの景色はきっと素晴らしい!半端ない!あいつ半端ないって!と思うに違いないと。



正直、近所には低山が多かったのでトレランとなればもちろん汗水流して、しんどいなと思うこともありましたが「別に部活とかのフィジトレに比べればなあ」と余計なプライドが邪魔したのもあって「登山て何が楽しいの?」と思うことがありましたが、登山にハマった今では分かりません。なのでその答えは「やらないと分からない」です。自分が感じたことを伝えるのならば「ここの山の頂上を目指す!頂に向けて一歩一歩、歩き出す。そして頂上からの景色を楽しみ、自分が辿ってきた軌跡を振り返って「あぁ、この道を歩いてきたんだな」とニヤニヤする。下山ももちろん楽しい。「そういえば行きでここしんどかったな。キツかったな。ここ休んだな。帰りたいと思ったよな、この岩」みたいなポイントを「フフッ」と笑いながら楽しんで、ふと振り返って山頂までの道のりを目にすると「少し前の俺、ここ頑張ってみろ」と笑ってしまったり。そこにいるはずのない自分の背中を下山中の自分が背中を押したりとまあ、山登りはいいですよっていうのを伝えたい。



自分も最初はそうでした。山なんか登っても高低差あるししんどいし、高山病なんて聞くし、高校のときの合宿で標高の高いところで合宿して頭痛くなってしんどくて「やってやれるか!」と悩まされて、「二度と山なんて行くか!」と思ってみたけど…。
とまあ、こんな人間でも山は好きになっちゃうんです。山はいいところですよ。いい意味でも悪い意味でも山は舐めちゃいかんです。山でもランニングでも、もちろんそれ以外でも目標を決めて、そこを目指して頑張るって最高に楽しいですよ。

以上、私の趣味のひとつの山登りに長々と語らせていただきました。山はいいですよ。おすすめです。いや、本当に。最高です。3150!!!

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