第2回 GRAND CYCLE TOKYO レインボーライド参加！

#20231123-298

2023年11月23日（木祝）
　東京のランドマークのひとつ「レインボーブリッジ」を走る自転車イベント「GRAND CYCLE TOKYO レインボーライド」が開催されました。
　我が家は家族3人で参加。そのイベントレポートです。

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臨海 - GRAND CYCLE TOKYO − 公式ウェブサイト臨海

　私たち夫婦は自転車ロードバイクの走行会で知り合った。夫であるむーくんは独身時代、通勤も自転車、休日になれば自転車にまたがり、練習やアマチュア・レースに参戦と自転車に明け暮れていた。
　結婚後は怪我がつきもののレースは辞めたが、通勤の足は相変わらず自転車だ。
　私はといえば、夫婦二人のときは休日になるとツーリングに出掛けていたが、里子であるノコ（娘小4）と暮らすようになってからはご無沙汰している。

　ノコは自転車で習い事に通っているものの、それ以外で乗る機会は少ない。
　この春に開催されたサイクルロゲイニングがはじめての自転車イベントだった。
　自転車は子ども用自転車だが、サングラスからサイクルウエアまで一式そろえた。制限時間内に街中のチェックポイントをどれだけ多く巡るかを競うサイクルロゲイニングは、普段着に街乗り用自転車での参加者が多く、ロードバイクではないものの全身自転車仕様でそろえたノコはほかの子どもたちと違った。
　ノコはちょっぴり恥ずかしそうで、ちょっぴり誇らしげでもあった。
　今回は、そのウエアの下に長袖とタイツを合わせた。

　会場であるお台場海浜公園までの往路は義父に車で送っていただいた。
　車のない我が家はイベントとなると、自走もしくは自転車を電車に乗せる輪行りんこうになってしまう。朝早かったため、車中でノコは寝てしまい、会場までの距離がわからないまま到着。
　「帰りは家まで自転車だからな」
　むーくんがそういっても、寝惚けているのかノコの反応はない。起きていたとしても、車での移動を自転車での走行距離に換算はできないだろう。

　天気は曇り。
　東の空は灰色の雲が空を覆っている。太陽がぼんやり霞んでいるが、西を向けば空は青く明るい。
　天気予報では朝に少しお台場あたりで雨がパラつくとあった。受付場所が混んでいるため、受付時刻ギリギリまで東京国際交流館近くで待機する。
　サーッと一瞬ではあるが雨が降ったので、建物の軒下へ入って雨宿り。
　その後、雨は降ることなく、一日いい天気となった。

　受付を済ませた後、スタート地点までが結構かかった。約4500人が参加したという。
　コースは3つ。
　ロング（約32km）、ミドル（約19km）、ショート（約8km）だ。ロングコースになると、レインボーブリッジだけでなく東京ゲートブリッジも渡る。我が家はミドル。帰路が自走なので、ここで体力を使い果たすわけにはいかない。

スタート地点へ向かう長い列

　レインボーブリッジの一般車道はかなり急な坂になっている。そこを上って下って、走る走る。
　一般的に自転車は車道も走行可能だが、レインボーブリッジは自転車禁止。歩道を通行することになっている。今回はこのイベントのため、見晴らしのよい車道を走ることができる。
　スタート待ちのあいだは寒かったが、走り出せばすぐ体があたたまり暑い。ノコやむーくんのように指ぬきグローブにすればよかったと後悔。本格的にのぼせてきたので、東京港海の森トンネルに入る前の路肩に止まり、ネックウォーマーや防寒着を脱いだ。
　「1人で大丈夫！」
　ノコが叫んで、トンネルを突入していった。
　むーくんと2人、ノコを追いかけるべくトンネルを下る。
　久し振りのロードバイクはやはり気持ちがいい。腰を軽く浮かせ、下ハンドルを握る。スピードがどんどん上がっていく。トンネルのなかは途中から上りになるはずだが、傾斜の感覚が狂ってわかりにくい。行けるところまで下りの勢いに乗ったままペダルを回す。上りになったと体が感じた時点から少しずつギアを軽くしていく。
　ノコの姿が見当たらない。こんなに先まで1人で走ったのか、それとも気付かず抜かしてしまったか、と思った矢先、見覚えにある小さな背中が見えた。むーくんがすぐに寄り添い、「頑張れ！」とノコの背を押した。

　沿道にはたくさんのスタッフが立っていて、「頑張ってくださーい」「楽しんできてねー！」「登りはあと少しでおしまいですよ！」と声を掛けたり、手を振ってくれたりする。自転車に乗っているとその人と人の間隔がずいぶん狭く見え、いったいこのイベントにどれだけの人数が関わっているのだろうか、と気になってしまった。
　声援が嬉しいノコはせっせと手を振っている。
　撮影はヘルメットや自転車に固定されたカメラのみのため、レインボーブリッジからの絶景を撮れなかったのは残念だったが、その分、目にしっかり焼き付けた。

　途中にある休憩所では水が配られ、チアガールたちがパフォーマンスを披露していた。
　頻繁に頭上を飛行機が飛んでいく。それがまた大きくて迫力があり、秋空によく映える。

上空を飛ぶ飛行機

　むーくんがゴールにはカメラマンがいるから――その写真を目にする機会はまずないだろうが――3人一緒にゴールをしようといったのに、ゴール直前で突如ノコがスピードを上げ、単独フィニッシュ！
　イベント中は散々パパに引いてもらったり、押してもらったりしたのに、ゴール直前での裏切りに笑ってしまった。
　おいしいところを持っていかれた。

　9時半に走りはじめ、所要時間は休憩も含めて1時間40分ほど。
　ミドルコースは約19kmとあったが、私のトラッカーであるFitbitﾌｨｯﾄﾋﾞｯﾄによると16.48kmと出ている。
　記念品の木製メダルをいただき、無料配布のスープを味わった。豚汁、チキントマトスープ、中華風玉子スープの3種類。味噌と豚肉のいい匂いに誘われるのか、豚汁が一番人気だった。
　自転車イベントも開催していて、それらをぐるりとまわってから帰路についた。

ノコとむーくんは豚汁。私はあえてチキントマトスープ。

　イベントでの約16kmに加え、会場から家までの39km。
　合計55kmを走って走って家に無事到着！

FitbitのGPSによる走行記録