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家族でカラオケに行くか、行かないか。カラオケデートをしたかによるのかな。
#20231031-274
2023年10月31日(火)
先週、家族3人でカラオケに行った。
そのことを話題のひとつとしてすると、おもしろいことに反応が二つにわかれた。
家族のいいコミュニケーションになるよね。
家族でカラオケに行くなんて意外だね。
その違いはなんだろうと考えた。
私も親と一緒にカラオケに行ったことはない。
カラオケが生活に入ってきたのは、小学校高学年の頃だったと記憶している。父の転勤で地方に住むことになった。そこでは人が集まると、宴会がはじまり、大人も子どもも前に立ち、歌った。カセットテープ式のカラオケ機だったと思う。
人より歌が下手だと気付きはじめた頃だったので、人前で歌うなんてとんでもなかった。それでも次々とマイクを握って、楽しそうに歌う姿には憧れた。力強く、そして色っぽく演歌を熱唱する同級生を見たときは心底驚いた。学校の音楽の授業では見ない姿がそこにはあった。
高校生あたりからだろうか、街にカラオケボックスなるものが登場した。
大学生になると、飲み会や遊びにカラオケという選択肢は普通に並ぶようになった。
その頃になると、家族よりも友だちと遊ぶことが多くなり、わざわざ家族でカラオケに行く流れにはならなかった。
ノコ(娘小4)は、歌って踊るのが大好きだ。
幼稚園の園バスを待つ間、ママさんたちとそんな話をしたら「女の子はマイク握って歌って踊るの好きよね」といわれた。カラオケを喜ぶという。
なるほどと思っているうちに、新型コロナウイルスが流行しだした。カラオケボックスは、換気しているとはいえ個室、消毒しているとはいえ他人が使ったマイクに抵抗があり、足が遠のいた。
夫婦ふたりのときは、カラオケデートもした。
人前で歌うのが苦手だったが、褒め上手のむーくん(夫)のおかげで私はむーくんの前なら歌えるようになった。歌える歌と歌えない歌の差が激しいが、少しずつ安定して歌える曲が増えた。
新型コロナウイルスの感染者数が少しずつ減り、密閉・密集・密接の感染を防ぐための3つの「密」を避けることに疲れはじめた。以前にように遊びたい気持ちがむくむくとわいてきた。その遊びは「歌いたい」も含んでいた。家で歌うのではなく、カラオケで歌いたい。
はじめてのものを拒むノコを説得して、家族でカラオケボックスへ行った。
家族でカラオケに行くかどうか。
これはそもそも夫婦でカラオケに行ったことがあるかが大きいのではないか。
恋人としてつきあっていた頃、もしくは結婚して子どもが家族に加わる前に夫婦でカラオケに行ったことがあるか。
遊びのひとつとして、普通にカラオケが定着している関係だと、家族に子どもが増えても自然に足を運ぶのではないか。
私ももしノコが我が家に来る前、むーくんとカラオケに行ったことがなければハードルが高かったと思う。その上、我が家の場合は里子で、いきなり幼稚園年長児だ。歌うのが苦手なままだったら、二人を前に歌う気は起きなかったと思う。
むーくんとカラオケに行って楽しかったという記憶があるから、そこにノコも誘いたくなった。ましてノコは歌って踊ってが大好きなのだ。
もちろん子どもが家族に加わったからこそ、新たに体験してみようと思うこともあるだろう。自分は興味がなかったけれど、子どもを通して知る世界もある。
そんななかでカラオケ――歌うことは身近過ぎて、遊びの項目に並んでいなければ、わざわざ挑戦する機会がないのかもしれない、と思った。
ノコと暮らす前に、むーくんとカラオケデートしておいてよかった!
ただでさえ、歌うのに苦手意識が強かった私だ。むーくんで慣らしておかなければ、例えノコが歌って踊ってが好きで、カラオケを喜びそうだと思っても家族でカラオケに行く決心がつかなかっただろう。
「行こうよ、楽しいよ」とノコを誘えなかっただろう。
誰の前でも歌えるほどの度胸はまだないが、反対に家族となら私はカラオケに行けちゃうんだな。
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