ナチスに最も近いものは「中道」である
「ナチスは右翼」とする根拠について
1・国家社会主義ドイツ労働者党はヒトラー入党後性格が変わった。元々は飲んだくれの集団だった
2・ヒトラー入党後はブルジョワからの支援を受けた
3・ドイツにおいては右翼は王室でなく軍だったので軍を掌握したヒトラーは右翼
4・ヒトラーは我が闘争で左翼を攻撃しているし、当時のドイツは首相に左翼を任命する事はありえない
という事なんだけど、
1・ヒトラーは左翼政党の調査の為に密偵していたので、ナチスの活動実体はそもそも存在していたし、ヒトラーの演説の才能を見抜いたのは誰なんだよって話になる
2・ソ連も現実的な問題解決の為に革命成功後はブルジョワーの支援を取り付けている
3・軍国主義を標榜したら右翼だと言ってしまったらやはりソ連は無視できない。
4・マルクス以前の社会主義は皆右翼なんか?
という話になる。
そもそも論として、ファシズムを提唱したムッソリーニもその二次創作であるナチスも、自称していたのは「中道」だった。
ファシズムはムッソリーニ自身の自己批判と社会主義の猛勉強から明確に右翼への転向を自覚した上での「中道」宣言だったのだが、
ヒトラーの場合日本で言うたら「反日亡国論を吹聴する自称普通の日本人」な訳よ。ネトウヨ=右翼じゃんと思うだろうけど、安倍晋三みたいな社会主義者を「中道リベラル」と喧伝しているあたりネトウヨをそもそも右翼とは認め難い
ネトウヨがナチスを左翼というのは人類の負の歴史を今のリベラルに求めてるだけなんだけど、あの特殊な時代環境の中で発生したファシズムという新右翼の副産物と断じて「ナチスを右翼」とするのは流石に右翼というカテゴリーをグロテスク視し過ぎている気がある。
ナチスに接近しているのはリベラルではなくてネトウヨである事は同意するが、そのネトウヨが消極的支持を表明する自民党がソ連型社会主義に接近しているのは何も不思議ではなはず。
中道を自称するものこそ最も警戒しなければならない。
リバタリアンは外道の誹り受ける事を喜びとすべし