バセドウ病ф…2投薬治療
最初のバセドウは、投薬のみで治療という形になった。
再発したら、手術かアイソトープになる。
と言われた。
医師の指示通り毎日メルカゾールを飲み忘れなく服用した。とにかく早く楽になりたかった。
喉の腫れは相変わらず酷いが、毎日服用すると共に、気持ちも少しづつ楽になっていった。
そして、通院となると神戸までが毎回遠い。
まだ甲状腺数値が安定でない時は、電車で毎回大爆睡。病院の最寄り駅の階段や病院までの坂道が地獄。
「何で此処に建てたの~?」
って毎回思っていた。
病院に着いたら呼吸が荒い中、診察券を機械に通して番号札を取って受付をして、採血をする。
採血後は診察までの1時間は暇なので、一旦外に出てファミマでスパイシーチキンとおにぎりを食べてから、院内2階のコンビニで買ったナンプレをひたすら解いて待っていた。
それが通院時の日課となっていた。
そしていざ診察。毎度血液検査の結果は
・FT4、FT3、TRAb量は基準値より高い。
・TSHは基準値より低い。
という状態だった。
毎日投薬していても、全体の数値が安定、定着するまでは年単位と時間がかかる。
いつ安定になるんだろうと日々思っていた。
そして診察の度、先生には
「タバコ吸ってないよね!?タバコ、ダメだからね!!」
と、非喫煙者なのに謎に言われていた。
「私、タバコ元々吸わない…
絶対あんなの美味しくなさそう!!
自分からご飯不味くしにいく意味が分からない…」
と、ちゃんと言った。先生には確かにと笑われた。
ただ、
「バイト先で同じ病気の人がいて、 海藻類は控えた方が良いって言われたのですが、実際どうなんです?」
と伺ったところ、
「普通の食生活くらいなら食べてもいいよー!」
と言われて安心した。
安心して家でモズクをニコニコしながら食べたのは覚えている。
お酒は半年くらい禁酒していた。
動悸や頻脈も大分治まり、 呼吸も落ち着いてきたからお願いして許可を貰った。
勿論先生には
「多量摂取は絶対ダメ、飲むならちょっとだけね。あと、薄めにしなさいよ」
と言われた。
そして、診察とお会計が終わって、お薬を貰う度に
「毎度お薬の紙袋パンパンに詰まっているなー」
と思っていた。
日が経つにつれ、バセドウの根本的な症状、
動悸、震え、過食、頻脈等は徐々に治まってきた。
イライラもバセドウ病発覚前に比べて恐ろしいくらいマシになってきた。
物を投げたり叩きつけたり、蹴ったりしなくなった。先生も
「順調に数値は良くなっているね」
「イライラもある程度は治まってきているんじゃない?」
と言ってくれた。
時が経ち、薬の量も順調に減った。
甲状腺の大きさも徐々に小さくなっていった。
(エコー検査、苦しい)
回復してきていたのは嬉しい。
それに伴って通院間隔も徐々にあいていった。
行く頻度が下がるだけでも、気が楽になっていった。
ただ厄介なのが、、
・時々出る副作用……痒み。
発症しても暫くしたら治まるので、その時を耐え忍んで過ごしていた。地味にその時間が長く感じた。
・突如訪れる強烈な睡魔。
3、4回くらいなった。バイト中だったのでグラングランしながら意識を保つのに必死だった。
・投薬で1日置きの服用になった時。
飲み忘れが無いように注意が必要である。
「あれ?今日って休薬だったっけ?」
となる事が多々あった。
カレンダーにドラえもんとかふなっしーを飲んだ日に描いて、飲み忘れのない様に工夫した。
何気にカレンダーにドラえもんとかを描くのが楽しかった。
そして無事に数値安定の維持が見られ、
2017年の途中に「バセドウ病の寛解と、2年間の休薬期間」
を設けられた
(次回診察は2年後ね♪ってやつです)
とっても嬉しかった♪( ◜ω◝و(و "