【開催案内】台湾土木遺産視察ツアー
こんにちは。私は八田與一(はった よいち)を偏愛するあまり彼を主人公にしたアニメ映画「パッテンライ!南の島の水ものがたり」をつくってしまった緒方英樹です。
今回は、土木学会土木広報センターが視察企画・協力して募集中の台湾土木遺産視察ツアーについてご案内いたします。
今年12月5日から3泊4日ツアーの全行程を、私と、from DOBOKU偏集委員で土木広報センター土木リテラシー促進グループ長のミカさんがご一緒させていただきます。
皆さん、八田與一という土木技師を知っていますか?
映画のタイトル「パッテンライ!」とは「八田が来た!」という台湾語です。どこに来たかというと、今から100年ほど前の台湾南部、嘉南(かなん)平原という荒れ地です。その時から、八田技師の大いなる夢へのチャレンジが始まりました。
今回のツアーでは、八田與一による夢の実現をたどる旅へと皆さまを誘います!
このツアーの特色は、土木に関心がある人もない人にも、一般には経験できない記憶に残るサプライズが用意されていることです。
まず、空路と台湾新幹線、専用バスで烏山頭(うさんとう)風景区にあるホテルに到着する頃、ダム湖に落ちていく橙色の大きな夕陽に目を奪われることでしょう。
そして翌朝、ホテルのすぐ眼前に広がる烏山頭ダム(別名・八田ダム)の堰堤を散策された皆さまに用意されているサプライズは、一般には公開されていないダム湖をめぐる特別遊覧船です。
さらには、湖底のダム水路管まで体感することができるでしょう。
他にも、八田與一銅像の金型や特別放水など貴重な施設見学は、八田技師が創設して現在も活動する台湾省農業部農田水利署嘉南管理處のご配慮があります。
もう一つ、本ツアーでご案内するのは、帝国大学土木工学科で八田與一の先輩・浜野弥四郎(はまの やしろう)が計画・設計・施工した台南水道の浄水場です。
台南県山上郷の台南水道は、取水、導水、浄水、配水といった施設が残る貴重な歴史資産であると同時に、海外で烏山頭ダムに次ぐ2番目の土木学会選奨土木遺産です。
さらに、毎回何人か参加されるリピーターの方が、口をそろえて懐かしむは、現地見学や現地の方々との交流はもちろん、本場でしか味わえない台湾料理です。
さあ、八田與一や浜野弥四郎は南国・台南でどのような夢を実現したのか!
ゆっくり、じっくり、楽しみましょう。
「台湾土木遺産視察ツアー」のご案内
下記、詳細内容はURLをご覧いただき、お申込みください。皆さまのご参加お待ちしています。
https://committees.jsce.or.jp/cprcenter/node/405