見出し画像

自己治癒コンクリートってなに?ひび割れの自然治癒?魔法?

人間が消費している物質で量が一番多いのは、水。
そして2番目は、なんとコンクリートなんです。

確かに、土木に、建築に大量に使われていて、現代ではコンクリートが身の回りに全くないということは、なかなかありません。
木造住宅の中にいても、一番下の基礎は鉄筋とコンクリートで出来ています。
外に出れば、斜面や段差のある土地で擁壁(ようへき)として土が流れないように支えているのも、塀(へい)として境界線をつくっているのもコンクリートです。

ダム、トンネル、橋、港、高速道路、学校・・・生活に欠かせないコンクリート建造物は数えあげればキリがないですね。

コンクリート建造物が多い街

地味?味気ない?安っぽい?・・・ともすれば、軽く見られたり、あまり価値があるものとして注目されることのないコンクリートですが、人類の文明を支えているものであることは間違いないです。

コンクリートに関する一般書は少ないように思いますが、私が持っている中で一番かわいいのはコレです。

コンクリートってなに?
コンクリートってなに?
月刊「たくさんのふしぎ」 コンクリートってなに? 細田暁(文) 小輪瀬護安(絵)


さて、自己治癒コンクリートという言葉を聞いたことがおありでしょうか?
ひび割れが自然に治ってしまうコンクリート?すごいですね!
これは、バクテリア(微生物)を利用したものです。

バクテリア

とても簡単にメカニズムを説明すると、

①コンクリートに「バクテリア」と「餌の元」を混ぜておく。
(餌は乳酸カルシウム。普段、バクテリアは休眠状態。)

②ひび割れが発生すると、コンクリート内部に酸素や水分が侵入してバクテリアが目覚めて、餌を食べる。

③バクテリアが餌を食べると、炭酸カルシウムが出来る。炭酸カルシウムによって、ひび割れが埋められていく。

ということだそうです。

ひび割れが発生してコンクリート内部に空気や水分が入ってくると、アルカリ性であるコンクリートは中性化してしまい、内部鉄筋は錆びてしまいます。
この自己治癒コンクリートは1mm程度のひび割れまで対応可能、だいたい2ヶ月で修復できるそうなので、コンクリートの中性化、鉄筋の錆びはかなり防げることになります。
素晴らしいですね!

残念な点は・・・
・そもそもこの特別なコンクリートを使っていない既存の建造物には、後から自己治癒能力を持たせることはできない。

・ひび割れを修復する「炭酸カルシウム」は貝殻やチョーク、卵の殻の主成分である物質で、強度はない。ひび割れ前のコンクリートの強度に回復させることはできない。

・現在のところ、自己治癒コンクリートは一般的なコンクリートの約2倍の価格。

こんなところでしょうか。


土木や建築で大量に使われるコンクリート

人類の長い歴史の中で見れば、人工の石の文化とも言えるコンクリート文化はまだまだ短いです。これだけ大量に使われているコンクリートですから、研究がこれからも続けられ、より良く進化することを願います。



聖橋
聖橋


千代田区神田にある聖橋は、昭和2年(1927)9月8日に関東大震災の復興橋の一つとして架けられた鉄骨コンクリートのアーチ橋です。


先日、御茶ノ水駅ホームにて電車の中から聖橋がチラッと見えましたが、また改めて見に行こうと思いました。コンクリート、みんなの足元でがんばっています!


コンクリート建造物は、早めのひび割れ補修で寿命を延ばすことができます。
フロッグ工房では、公共工事と同じ信頼度の高い施工を、一般住宅にもご提供いたします。
コンクリートのひび割れの中に「エポキシ樹脂」を注入して強度を回復、水分や空気の侵入を防ぎます。
漏水でお困りの方も、地震、台風など自然災害がご心配な方も、お気軽にご相談ください。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

サイトをオープンしました。公共工事などの施工例も多数、紹介しています。よかったらご覧になってください。

自動式低圧樹脂注入工法 
コンクリートのひび割れ補修専門店 フロッグ工房 
公式サイト https://frog-kobo.com/


#自己治癒コンクリート #漏水 #コンクリートのひび割れ #ひび割れ #ひび割れ補修 #樹脂注入工法 #低圧樹脂注入工法 #自動式低圧樹脂注入工法 #基礎のひび割れ #擁壁のひび割れ #地震によるひび割れ #エポキシ樹脂 #フロッグ #フロッグ工房 #爆裂 #炭酸カルシウム  #聖橋


いいなと思ったら応援しよう!