【低圧注入工法】ひび割れにエポキシ樹脂は本当にきちんと入っている?【公共工事と同じ施工で安心を/コア抜き】
低圧樹脂注入工法でのひび割れ補修は、コンクリートのひび割れの中に樹脂をゆっくりと確実に注入して補修する優れた工法なのですが、わかりにくい点があります。
施工する私たちは注入量を計算していますので、その量がひび割れの中にゆっくり入っていけば確実に注入できていると判断できます。
しかし、その結果を目で見ていただけない場合があります。
住宅の基礎コンクリートやコンクリート塀であれば注入した樹脂が、貫通したひび割れの反対側から漏れ出てくるのを確認していただけます。(もちろん全部が流れ出ていくわけではありません。ごく一部です。)
擁壁や床、天井などは反対側から目視での確認は難しいですね。
主に公共工事ですが大きなコンクリート構造物の場合、施工後に「コア抜き」という検査で施工状態を確認されることがあります。これはコンクリート構造物に穴を開けて、円柱状のものを抜き出す検査です。
フロッグを使用したひび割れ補修の現場では、トンネルの大規模改修工事の際や電力会社での工事などで、施工後にコア抜き検査が行われました。
これは都内にあるトンネルですが、大規模改修工事でのひび割れ注入の様子です。小さな注入器具フロッグたちが分厚いコンクリート相手に頑張っています。
このトンネルのコンクリートの厚さは最大600㎜、発生していたひび割れの幅は最少で0.3㎜で最大は0.8㎜でした。
14ヶ所で行われたコア抜き検査の結果は、全て合格。ひび割れにエポキシ樹脂がしっかりと注入、充填されていることが確認されました。
そうだと思ってはいても、内心ドキドキしていますのでホッとする瞬間です。
万が一、ひび割れの中に石灰成分が固まっている等が原因でエポキシ樹脂が入っていっていない場合は、サンダーで切り込みを入れて再度注入をすることになります。
一般住宅のコンクリートのひび割れ補修では、躯体(くたい/コンクリート構造物)を傷つけてしまうコア抜き検査をすることは現実的ではありません。
ですから、お客様に低圧樹脂注入工法の良さを知っていただき、私たちが誠実で確実な仕事をしているという信頼を得たい、安心をお届けしたいと願い、これからも精進して参ります。
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コンクリートのひび割れ補修専門店 フロッグ工房
公式サイト https://frog-kobo.com/
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