小学生でもわかる・表面張力とは何か?【ざっくり解説】
こんにちは。フロッグ工房です。
今回は、表面張力(ひょうめんちょうりょく)を小学生でもわかるように説明する試みです。
(YouTubeでこういう形式のチャンネルがありますね。面白いです。興味のある方は検索してみてください!)
それでは、さっそくですが、水の表面張力について見ていきます。
上の白い丸は、水をつくっている一番小さな単位である「水分子」だと思ってください。
水分子たちは、お互いに引っ張りあって安定しようとする性質を持ちます。
女子たちがいつもくっつき合って(男子もかな?)腕を組んでトイレまで一緒に行っちゃうアレです。
この水分子同士がくっつき合って安定しようとする力は、凝集力(ぎょうしゅうりょく)といいます。
たくさんある水分子を「 水の中の方にいるAグループ 」と、「 表面の方にいるBグループ 」に分けます。
それぞれの代表の表情を見てみると・・・
Aグループの水分子たちは、落ち着いていて満足そうです。
それに比べてBグループの水分子たちは、なんだかソワソワと落ち着かない表情です。
AグループとBグループ、何が違うでしょうか?
水中のAグループは上下左右、四方八方を仲間に囲まれ、お互いに引っ張り合い、安定していますね。ぬくぬくしています。
表面近くにいるBグループは、左右(横)と下は仲間と引っ張り合ってますが、頭の上には仲間がいなくてスカスカです(水という仲間がいなくて、空気がいます)。
ですから、落ち着かなくてソワソワするのです。
みんなで肝試しをしたり、お化け屋敷に入るとしたら、どこの位置で歩くのが好きですか?
真ん中にいると、少し怖くない気がしますね。仲間に囲まれて安心感があります。
端っこ(先頭と一番後ろ)は、怖いです。
そんな感じで落ち着かないBグループの水分子くんたちは、上とつながっていない分、エネルギーを多く持っていて、お互いをギュウーっと引っ張り合おうとします。それは表面積を小さくしようとする力です。
コップに水をいっぱい注いでいき、もう溢れる限界というところまでいくと、コップの縁より高く丸く、水が盛り上がりますね。
これはBグループの水分子くんたちが、ギュウギュウと引っ張り合っているからなのです。これを表面張力といいます。
葉っぱの上などで、丸くなっている水滴を見たことがあると思います。
これも水の表面張力によるものです。
表面にある水分子が引っ張り合うことによって表面積が小さくなり、水滴は球に近づいていきます。
植物の根やタオルが水分を吸い上げたり、小さなひび割れに雨水が吸い込まれて室内まで入ってくる現象は毛細管現象(もうさいかんげんしょう)といい、この表面張力が関係しているのですが、今回はここまでにいたします。
以上、小学生でもわかる・表面張力とは何か?を説明する試みでした。
(フロッグ工房 スタッフAは貧乏学生時代が長くてずっと家庭教師をしていましたので、子供たちに教えていたことを懐かしく思い出して、楽しく書いております。)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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