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映画「007は二度死ぬ」

シリーズ第5作。舞台は日本。日本人大喜びって感じだったのかな。

007を使った日本のプロモーション映画という印象。日本人以外の観客にはどんな風に映ったんだろう。一度遊びに行ってみたいなとか思ったのかなあ。

男尊女卑が貫かれていて、今は時代が許してくれなさそうなセリフもたくさん出てくる。その割に浜美枝が最前線で奮闘してて、それは女性は置物ではなく社会的役割を持った存在であるというメッセージなのかなって思ったけどたぶん考えすぎ。じゃないとビキニで駆け回らせたりしないよね。

日本人化されたボンドの顔が面白い。ポール・マッカートニーのできそこないみたい。そのくだり必要ないでしょ。

日本公開が1967年6月ということはビートルズの来日からちょうど1年後なのだね。戦争に負けて20年、日本をこてんぱんにした相手に少しずつ慣れていこうぜっていうプロジェクトの一貫なのかな。そういうのはもっと早くから取り組んでたかな。

日本や日本人を大切なものとして描いてあるから、少なくとも日本人にはとても観やすく楽しみやすい映画になっている。日本側からものすごい額の制作費が提供されたんだろうね、きっとね。

にしてもどの女性もボンドにとろけるの早すぎ。

世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。