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年下なのに「さんづけ」しちゃう

有名人を呼び捨てにすることは決して珍しくないだろう。珍しくないし、特段非礼だとも感じない。まったく接点のない遠い存在であれば。

有名人であっても、仕事でお目にかかるとか何度かやりとりを重ねるとかになると「さんづけ」で呼ぶようになる。

俺の場合、スポーツ選手、特にプロ野球選手に対してはこれが顕著で、たとえばカープの応援するときとかスタンドやテレビの前で「ここで打ってくれよ菊池〜」とか「大瀬良しっかりせい」とか呼び捨てにしてるのに、いざお目にかかって言葉を交わすとなると、とても「菊池」「大瀬良」とは呼べない。「菊池さん」「大瀬良さん」である。

年令によって敬称の有無が決まるわけではないけれど、身近な年下の知り合いだと呼び捨てや「くんづけ」でOKなのに、どういうわけかプロ野球選手に対しては20も30も年下なのに「さんづけ」したくなっちゃうの、これはなんなんだろう。

相撲取りも年齢わかんない。ものすごい先輩に思えるけど息子ほどの年齢なのである。重ねた努力が人間的迫力になってるのかな。そうかもね。

まあ会って話したこともない有名人を「さんづけ」で呼ぶのって、自分は関係者なんですよ感を出してるっぽくてちょっと嫌味な感じもする。年齢とか関係性とか問わず全方位「さんづけ」してる人もいるだろうから、それはそれでいいんだけど。

いや、何なんだろうねって思って。

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桑原和弘/陽明学/リーダーシップ/幕末好き
世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。