十六夜杯短歌・三首
秋の陽が赤子の裸足くすぐれば指ぴょこぴょことキイたたくよう
あきのひがあかごのはだしくすぐればゆびぴょこぴょこときいたたくよう
あかちゃんの裸足の足に陽射しがあたっている。ぷっくりとした指が
ぴょこぴょこピアノでも弾いているように動いている。
なんの曲を弾いているのでしょう?
すすきの穂皆総立ちでお辞儀する土手降りる我トップスター
すすきのほみなそうだちでおじぎするどておりるわれとっぷすたー
土手一面のススキの穂が風になびいてお辞儀をしている。その間をおりていくと、ちょっと宝塚の大階段を降りているトップスターのような気分になって。ああ、宝塚入ってみたかった夢の夢。
シャラランと鈴鳴らしをりキンモクセイ香りの巫女が見え隠れして
しゃららんとすずならしをりきんもくせいかおりのみこがみえかくれして
金木犀はちいさな金色の鈴のよう。鈴を持って香りを振りまいている巫女さんが隠れているのかも。そんな気がして。
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