十六夜俳句3句
水底の揺れる琥珀か散り落ち葉 季語(散り落ち葉)
みずそこのゆれるこはくかちりおちば
浅い川の流れの底の落ち葉は揺れる琥珀のようです。
思いっきり比喩で、季語「散り落ち葉」が琥珀に負けているかな、
とも思いつつ・・・です。
亡き人の毛布の温み秋深し 季語(秋深し)
なきひとのもうふのぬくみあきふかし
大事に洗ってとっておいた亡き人が使っていた毛布、
ふっくら温かで思い出が蘇ってきて。
日記帳ちぎり並べて鰯雲 季語(鰯雲)
にっきちょうちぎりならべていわしぐも
鰯雲はなにかをちぎって並べたようです。なんの切れ端かな、と
考えたら、思い出のつまった日記帳がピッタリだ、と思って。
鰯雲は、なにか懐かしいのです。これも比喩でしょうか・・・
十六夜杯応募させていただきます。
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