【新人日記】フレンドフーズの日々:岡編(2022年9月9日)
2022年4月、フレンドフーズには2名の新人スタッフが入社してくれました。初めて食の業界に足を踏み入れるからこそ、見える気付きがある。そんな風に考え、新人さんたちに日々の仕事の中で感じたことを、日記のように綴ってもらいます。
今回は岡さん編です。
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はじめまして
鮮魚部・新入社員の岡です。
note初回の今回は、自己紹介と正社員に至るまでのこと、
鮮魚部で体感したことを少しお話しようと思います。
自己紹介
和歌山県と三重県の県境にある、和歌山県新宮市で生まれ育ちました。
海と山に囲まれた自然豊かな土地で、春になるとタケノコ堀りに行ったり、夏になると磯に行ったり、草原に生えてる木苺でジャムをつくったりして、四季を感じていました。
母の影響で幼い頃から、無農薬の野菜や体に害が少ない調味料や食材が日常的でした。
卵はお家に卵屋さんが届けに来てくれて、お肉はお肉屋さんで買うことがほとんどで、野菜はお家で育てている野菜やご近所さんからの頂きものだったりしました。
フレンドフーズとの出会い
大学生になり京都に住むように。大学が近かったこともあり、たまにフレンドフーズに買い物しに来ていました。
大学2回生の時にアルバイトの求人を見て、レジのアルバイトに応募。
月日は流れて、大学4回生の時。鮮魚部が短期アルバイトを募集しているのを知り、コロナ禍や授業のない日々で昼夜逆転の生活をしていた私は、鮮魚部に入れば規則正しい生活を送れるかも! と、異動を志願。短期で入ったつもりが、社員になっていました(笑)。
とはいえ実は生魚が苦手で、鮮魚部に入るまでは、生魚を完全に避けていた私。さかなの知識も全くなく、包丁もあまり使い慣れていなかったので、すべてが0からのスタートです。
はじめて目板カレイを切らせてもらった時は、自由にやってみてと言われ。どうしていいかわからないまま、ひとまず切って盛り付けました。
その後に盛り付けし直していただいて、こんなにも盛り付け方次第で見え方が変わることに驚きました。普段は食材の味にばかり気を取られてしまい、ついつい盛り付けを見ずに自分の胃袋を喜ばせていた私ですが、盛り付けがどれだけ重要か身に染みてわかるようになりました。
極端な話になりますが、お魚の鮮度の良し悪しに関わらず、盛り付け次第でお客様の心を動かすことが出来るのではないかと思ってしまうほどです。
そうして鮮魚部で働いていくうち、遠ざけていた生魚にも少しずつ関心を持ち始めました。
気付いたのは、私が強く心を動かされる”華道”が持つ、日本の美や文化と共通しているということ。
花は毎日として同じものはなく、それは魚も同じで、その日の表情があります。花も魚も四季、旬があり、 同じ器、同じ花があっても、100人いれば100様の生け方がある。それもまた面白く、何がいい悪いはなく、美しい……。お魚も、盛り付け方の可能性は無限大にあります。
お花は切りたてはもちろん、時間の経過により変わりゆく姿もまた美しく、お魚は職人の包丁や切り方で鮮度の違いが出てきます。
どちらも知れば知るほどこんなにも奥深いのかと感動し、鍛錬を重ねる日々は毎日がとても貴重で、一つひとつに真剣に向き合ううちに強く心を動かされてきました。
昔はプライベートの食事で生魚を注文することはありませんでしたが、最近は生魚が入ったものも注文するようになりました!
これからはお寿司屋さんや料亭にも食べに行ってみて、たくさん勉強していきたいと思います!
長い道のりではありますが、お客様のココロを動かし手にとっていただけるよう、日々努めてまいります。よろしくお願いいたします!
この記事を書いた人
名前:岡菜月
鮮魚部趣味は美味しいものを食べることと、ホテルで過ごすこと。