自分を見つめてみる
自分のことがよくわからないって人
結構多いのではないだろうか。
そうゆうわたしも以前は自分のことがわからなかった。
まあ、いまでも道半ばではあるのだが。
ずっと「好きなことをしたい」そう思ってきた。
だけれど、じゃあ何が好きなんですか?
そう聞かれると答えに詰まった。
好きなことは何?
好きな食べ物は何?
好きな音楽は?
好きなファッションは?
好きな場所は?
好きな香りは?
自分の好きをどれだけわかっているだろうか?
自分の好きや嫌いを知っていること、
それが自分を「見つめる」とか「理解する」ということだと思う。
わたしがいつも困るのが「好きな食べ物はなんですか?」
という質問だ。
まあ、他愛もない会話の始まりでもあるのだが、
この質問はいつも困る。
好きな食べ物はたくさんあるが、
これといって好きなものはないと思うからだ。
結果、「お米」とか「かぼちゃ」とか
よくわからない返答になる。
さて、好きな仕事をしたい。
そう思ったときに、自分の好きな仕事はこれです!
と答えられるだろうか?
わたしは飲食店の接客が好きだ。
それは簡単に答えられる。
では、その仕事のどこが好きですか?
と聞かれたらどうだろうか?
仕事、とくに会社や組織に属して働いている場合は、
なにも考えずに仕事をこなしていることも多いのではないだろうか?
そんなことを考える精神的・時間的余裕もない
というのが正しいかもしれないが。
一つひとつ考えながらやっていたら、
きっと任された・与えられた仕事なんて終わらない。
自分というのは一番近くて一番遠い存在。
そんな言葉を聞いたことがある人も多いのではないだろうか。
わたし自身、そう感じている。
仕事を辞めて、時間ができて、
じゃあわたしは何がやりたいのだろうか?
そう考えたときにパッと答えが出てこなかった自分がいた。
そんなことを考える余裕すらないほどに働いていたから、
それはそうなのかもしれない。
けれど、それでは誰が自分の人生を生きているのだろうか?
自分の人生なのに、自分が生きているわけではない。
それは悲しいことだと思う。
自分という人間のほんとうの気持ちを聴いてあげられるのも、
そこに寄り添ってあげられるのも、
自分しかいないのに。
自分を見つめるということは、
自分のほんとうの声を聴くということ。
蔑ろにしてきた自分をちゃんと観てあげるということ。
好きなことをして生きていきたい。
夢や目標を叶えていきたい。
そのためにはまず自分が自分を知ること。
それが大事なんじゃないだろうか。
そして、いまの自分の気持ちや本音を聴いてあげて。
どんなふうに感じてる?
どんなことを思っている?
いつだって自分を大切に。