パクればいいんだよ!
もう何度、この言葉を聞いただろう。
「パクればいいんだよ!」
小田桐あさぎさんも、よく言っている。
ビジネスには型がある。
成功している、うまくいっている人たちは、
その型通りにやっているからうまくいく。
それなのに、みんな無視して自己流を入れるから
うまくいかない。
うまくいっている人の真似をするだけ。
その人のやっていることを、
そのままパクるだけ。
それが大事。
それを聞いて、
「そっか、パクればいいのか!」
そう思ったけれど、
わかることと腑に落ちることは違う。
わたしはその言葉を聞いてわかったけれど、
まったく腑に落とせていなかった。
「パクる」とは、まったく同じようにやること。
そこに「わたしはこう思うから」とか
「こうやったほうがいいかも」とかを入れないということ。
それなのに、わたしは気づけばいつも、
それをやっていた。
そして、それに気づいていなかった。
そんなことを最近ようやく知った。
自分のことって、ほんとうに気づくことすら難しかったりする。
小さい子がなんでも「自分でやる!」と言って聞かないように、
わたしもそれをずっと発動していたのだ。
常に”疑ってかかる”がデフォルトだったから、
何を聞いても「いや、そんなことないでしょ」と思っていた。
重箱の隅をつつくように、
変だ、おかしいと思う箇所探しをずっとやってきたのだ。
今さらだけれど、
だもの、うまくいかなくて当然だよね。
なんだかハッと気づいてしまった。
昔から正義感が強くて、
「武士みたい」「侍みたい」
と、よく言われてきた。
かわいげなんて持ち合わせていない。
四角四面に考えることしかできなくて、
ノリも悪い。
「こうやったらいいよ」と親切で言ってもらっても、
自分で考えなきゃダメじゃんと変なプライドが邪魔をするのか、
いつだって自己流を取り入れてきた。
小さな、小さなプライド。
取るに足らないような。
でもさ、そんなしょうもないプライドを抱えているから
うまくいかないなら、
手放していくしかないんだよね。
だって、わたしがしたいことは
「プライドを抱えて生きること」ではなくて、
「もっと人生を楽しく生きること」だから。
もっともっと自分の人生を楽しみたい!
もっともっと輝きたい!
いい加減、自分を生きたい!
そう思うんだ。
それが、わたしの叶えたいことなんだ。
そのためにはお金だって必要で、
やっぱり結婚だってしたくて、
今のままでも幸せだけれど、
それで「もう十分」とは満足したくないんだ。
パクってうまくいくなら、
いくらだってパクったらいい。
もちろん法に引っかかることはダメだけれど。
パクってもっと幸せになれるなら、
いくらだってパクったらいい。
「パクるのなんてかっこ悪い」とか、
「そんなのダメでしょ」なんて思わずに。
そう、そんな簡単なことを
わたしはずっとできていなかった。
けれど気づけたら8割解決だから、
今から、何を選択していくか。
きっとね、語学の勉強と同じなんだ。
語学を勉強するときに、
その単語の意味や文法を疑ってかかる人はまずいない、よね?
これは〇〇って言うんだ!って、
そのまま頭のなかに取り入れる。
「そんなはずはない!絶対間違ってる!」
とか思わないでしょ?
ビジネスにしても投資にしても、
まずはうまくいっている人の方法をパクる。
疑ってかかるのは簡単だけれども、
それで遠回りになる可能性はかなり高い。
「わたしはこう思う!」ではなくて、
まずはそっくりそのまま真似をしてみて、
それを自分のなかに取り入れる。
ほんとうに語学を勉強するのと一緒。
真似したものが、パクったものが、
いつしか自分の力になる。
まさに「守破離」なんだよね。
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