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しんどい時期ではあるけれど
父が白内障手術をした。
とりあえず片目だけして、その後の経過から反対の目も手術するらしい。
母が亡くなって、約2年経過している。母のいない景色を2年経験した父にはしんどい2年だったように思う。
思う、というのは私は父ではないのでその経験をしていないからだ。自分の連れ合いが亡くなった景色を想像してみるとしんどいなぁと思うからそう思うのである。
白内障はその景色を見たくない、ということが潜在的に隠れているような気がしている。波動療法のようなものをしている友人からもそんなことを聞いた。身体の外側の領域からしんどさがじわじわと内側に浸食してきて、目という実際の肉体に症状として現れたようにも思う。2年という月日要するのか。
私は父からはあまり影響が少ないと思っていたのだが、白内障である事実を告げられる1か月前くらいから、彼がよく見えない側の目に黒点がたまに走るようになった。飛蚊症である。老化だろう、と思っていたのでセルフケアをしていた。医者にも行ったが、特に何もない。だが、数日して父から連絡があり、白内障であることを告げられた。こういうシンクロは要らないんだが…と頭を抱えた。
治りたいと本人が思っているのなら、冷たいようだが現実を見て未来を明るくとらえてほしいと願う。そうでないと、目の前の現実を見ることは難しいと感じている。孫もいる、仕事もある、親戚も周りにたくさんいる、そういう恵まれた現実をしっかり見つめてほしいな、とやや遠方に住んでいる娘は思う。