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【思い出日記】羅臼への旅

これはそんな最近の話ではなくて、ここ数年の思い出話。
そんな思い出話をしながらnoteの記事を作っていきたい。

最初は世界遺産知床「羅臼」のお話。
今までに3回訪ねた場所。

知床とは言うものの、それは半島の名前で自治体としては北側の「斜里町」と南側の「羅臼町」に分かれている。
斜里にも行ったことはあるのだけど、その話はまたの機会。

最初に羅臼へ行ったのは2020年2月。
シマフクロウが見たくて行った。
あまり良いことではないのかもしれないけど、宿の池に餌付けをしていると聞いて訪ねてみることにした。

晩御飯を食べ終えると食堂の電気が消されて、撮影会場になる。
池の近くには特殊な波長のライトが照らされていて、カメラの撮影には暗すぎず、シマフクロウには明るすぎない環境が作られていた。

シマフクロウはすぐにやってきた。

右足に魚を捕まえている

その大きさと存在感に感動しながら、夢中でシャッターを切っていた。
シマフクロウが出てきたのはその一度きりだったけど、その姿を見ることができただけでも満足だった。

今でもこの宿やってるのかなぁ?


2度目は翌年2021年6月。
今度は根室海峡にシャチがいることを聞きつけて、土日で弾丸ツアーをしてきた。
知床は何せ遠い。札幌から車で6~7時間。移動で一日を使ってしまう。
このときは日曜日の午前中にシャチウォッチング船に乗ってすぐ帰路についた。

でもそんなハードな旅もお目当てのシャチに出会えれば疲れも感じない。
高揚感でいっぱいだった。

遠くからでもわかる高い背びれが見えたときの感動。
船と並走するような形で泳いでくれたりもした。
船の下をくぐられたときはちょっと怖かったけど…


3度目は同じ年。2021年の8月。
6月のシャチウォッチングの時に知床峠からみた羅臼岳があまりにカッコよかったので、登ってみたいと思って計画した。
今度は土日で行くというわけにもいかないので、ちゃんと前後泊を入れて、羅臼野営場にテント泊で2泊3日の日程で行ってみた。
羅臼岳の登山道は斜里側にあるのだけど、斜里の野営場はいっぱいで入ることができなかった。

コースタイムは往復8時間。
やっぱり百名山は伊達じゃない。体力、気力、技術を目一杯駆使して登山しなきゃいけない。
特に山頂付近は岩場になっているので、高所恐怖症の自分にとっては難易度が高かった。

あいにくガスがかかっていたけれど、無事登頂。
風が強すぎるので、早々に下山。
8時間の登山となると足への負担がかなりのもの。途中で足がつりそうになった。
そういう意味では自分の限界にチャレンジした登山でもあった。


羅臼は3回の訪問で3回とも目的を果たすことができた場所でもある。
とてもラッキーな場所だと思う。
あんなに遠いのによく3回も行ったなと思うけれど、目的がハッキリしているときの行動力ってこんなもんだと思う。

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