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Photo by
inagakijunya
作詞⑤ 卒業の唄
今日も動き続けた
同じ場所でいつまでも
進んでいるのかも分からずに
藻掻いていました
唐突に
ゆっくりと
世界は巡り巡っていく
あてにならない地図だから
自分の足で見に行きたい
白いキャンバスに
何が描き足せるか
確かめに行こうよ
今日も躓いた
同じ壁でいつまでも
遙か遠くの陰を
じっと見つめていました
気まぐれに
突然に
土台は崩れ落ちていく
あてにならない自分だから
気ままに道を選べば良い
白いキャンバスが
どんな色になろうとも
僕は歩くんだ
道端で見つけた秋桜
あの影は僕を見て微笑んだ
あぁ、空が光ってる
なんだか懐かしいような
あてにならない世界だけど
決して醜いわけじゃない
白いキャンバスを
高く高く掲げて
走り続けるだろう
今日も動き続けた
同じ場所でいつまでも
だけどそんな日々を
愛しく思っていました