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黒ねこ君は、天使に会ってるかも

こんにちは、にっしーです。
我が家の黒ねこ君は、黒ねこだけど、全身完全に真っ黒ってワケじゃありません。
首の周りに白い毛が、細いネックレスのように生えてます。
まぁ余程目を凝らさないと分からないんですけどね。

妻は最初、完全に黒ねこが良いよ、と冗談で抜くような仕草をしてましたが、ある事で、その白い毛が大好きになった、ってお話です。

そんな妻の様子から、ふと疑問に思ったのがキッカケです。
他の黒ねこさんは、どうなの? って。
やはり白い毛が生えてるものなのか、いやいや完全に真っ黒なの?
調べてみると、ある言葉にたどり着きました。
エンゼルタッチ。

黒ねこが生まれる時に、天使が、幸せになってね、って、そっと触れた跡。
その部分が白く残るんだと。
ネットの画像だと、胸の一部がポチッと白かったり、色々といるようです。
って事は、我が家の黒ねこ君は、幸せになるんだよ、って天使が、そっと首の周りを触れた、って事になります。

それを妻に伝えると、
「ステキ!」
って瞳を輝かせました。
「だから黒ねこ君は幸せにならなきゃいけないんだよ」
「もちろんだよ!」
妻は力強く頷きました。
一緒に聞いてた黒ねこ君は、何のこと? って首を傾げてましたけど。
私もステキなお話だと思います。
優しいお話ですよね。

で、思い出したんです。
昔々の日本。
縄文と呼ばれる時代の話です。
その時代の日本では、生まれつきアザある子とか、生まれつき足が不自由な子が生まれると、村で大切に育てたんだそうです。
多くの人とは違う特徴を持って生まれたって事は、神様が、この子は特別だよ、って皆に分かるように印を付けたからだ、って考えたらしいんですね。
アザは神様が触れた跡。足が不自由なのは、神様がその子に何か特別な試練を与えたから。
神様に選ばれた子なんだから、大切に守らなきゃいけない存在ってワケです。
エンゼルタッチと似てるな、って思ったんですね。

西洋と東洋の島国で、似たような話がある。
毎日、何もそんな事しなくてもなニュースが流されます。
電車通勤の途中で、イヤだな、って場面を見ることもあります。
そんな陰惨な面を持つのも人ですけど、エンゼルタッチみたいなお話を語り継げる優しさを持ってるのも人です。

他人様と違っても良い。
それを認めてあげる。
車内で舌打ちした感じ悪いあの人の心にも、きっと優しい部分がある。
そう思うと、心の負担が軽くなる気がします。

毎日、黒ねこ君のエンゼルタッチを撫でてます。
黒ねこ君は、そこ気持ち良い、って目を細めます。
幸せにするからね!
私は、心の中で、黒ねこ君に話しかけてます。

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