【おすすめ小説紹介】気鋭の作家による傑作!絶望の淵に立たされた少女たちの選択とは?『希望が死んだ夜に』
本作はゴリラにとってちょっとした思い入れのある作品です。
現代の社会課題の一つ、「貧困」にフォーカスをあてた社会派ミステリーとなっています。
序文
逃れらない現状と希望を見いだせない未来
寄り添いあって生きるはずだった少女たちの答えとは
あらすじ
神奈川県警刑事部捜査一課の真壁巧は、生活安全課の仲田蛍と共に、少女・春日井のぞみの殺人事件を捜査することになる。
現場検証の結果、被害者は首を絞められた後に、自殺に見せかける形で殺害されており、計画性の高い殺人として捜査が開始される。
捜査線上に上がったのは、被害者の同級生である、冬野ネガという少女。
真壁と沖田は、同級生を殺害した容疑で、冬野ネガの取り調べを行う。
彼女は犯行を認めたものの、動機については一切語らず、捜査が行き詰まる。
さらに捜査を進めていくと、2人の少女が置かれた悲惨な現状があらわになっていく。
明るく奔放なのぞみと、人とは距離を置くネガ。
同じ状況で惹かれあう2人が出した、1つの答えとは?
読んでみて・・・
格差社会の広がる日本で、貧困という深刻な問題に人生を左右されてしまう2人の少女が中心となって、物語が展開されていきます。
どこか遠い国の話ではなく、より身近な日本の社会課題を題材としたストーリーのため、「貧困」という現代社会の深刻な問題について、とても考えさせられる作品です。
読み終わった後も、悲しみの余韻が残っていました。。。。。
ただ、作品の構成としては素晴らしく、ミステリーとしてのレベルの高さを感じます。もちろん、出会えてよかった作品の一つです!
社会派ではありますが、とっつきにくいほど硬派な感じではないので、幅広い型にハマる一冊だと思います🕵
こんな方におすすめ
◯ミステリーが好きな人
◯社会派な小説に興味がある人
◯考えさせられる作品が好きな人
◯刑事ドラマが好きな人
あとがき
こちらでは、ゴリラがおもしろいと思った本を紹介しております🦍
立ち読みもちろんOK!
気になった方は、スキ・保存をよろしくお願いします👍
プロフィールも覗いていってね📚