【上司学】全国の上司と、上司で悩んでる人、集合 〜隣人を愛せよ〜
僕の名前はリリック。
不動産会社の営業うーまん。ばちばちのブラック企業で働いている。
【上司の方々。自分の機嫌は自分で取って下さい】
このメッセージを、世界に伝えるために小さな一歩として、noteを始めた。
部下の本音を徒然なるままに
<第2章 ―上司よ。隣人を愛せよー>
私の営業チームのチーフはいわゆるシゴデキだ。
二十代にして、マネージャー兼エースだ。
大きなお金の動く商談をする日は、
ゴリゴリのスリーピースのスーツをきて、
頭はジェルでジェルジェルにして、ネクタイを締める。
果敢に、勝負に挑む姿はやはり人の心を惹きつける。
彼との商談は、彼のペースに持っていかれたチェスだ。(チェスのルールは知らん)
とにかく彼は心理戦に長けている。
お、今、先方が話を逸らしたぞ。
そこに突っ込まれたくない事実があるはずだ。
あ、今、わざとらしく話したな。
先方は嘘をついている!!
言葉以上の何かで、会話をするのが、営業マンの嗜みなのかもしれない。
些細な表情や仕草、声のトーンから全てを読み解く。
ジェルの一つ後輩で、私の四つ上の上司は、繊細で優しい性格だ。
商談中も相手のニーズを探り、相手のために何をできるか考える。
(以下、後輩社員と記載)
私と後輩社員とジェルで挑んだ大事な商談が終わった後の帰り道、
ジェルが、商談で後輩社員が話したパートに対するフィードバックをするために、カフェに入った。
そこでの後輩社員へのフィードバックは辛辣だった。
・それ説明してたけど、なんの意味もないよ
・それ無駄だよ
言葉の内容は中火程度だが、「お前、なんでそんなこともできねーの」が、全身の細胞から、もう盛れちゃってる。
フィードバックを受けている間、後輩社員の相槌の声は震えている。
上司は、「それ無駄」を繰り返し、
後輩社員は、「すみません。ありがとうございます。」を繰り返す。
なんこれ。
考えてみれば、その後輩社員は、この3ヶ月で10キロ痩せた。
明らかに様子がおかしい。
ジェル以外の他の同僚は、それを心配し、
「大丈夫?」「最近ちゃんと食べている?」と日常的に、声をかけている。
ちょ、待てよ(キムタク)。
ジェル??どうしてあなたは、気づかないのーーー?
商談の時、あーんなに、人の心理を読み解くのに。
どうして、あなたが後輩を苦しめ、ゲソゲソに痩せてきていることに、
なーーーんで気づかないの。
3ヶ月で10キロ減は、アハ体験イージーモードよ?
世界中の、プレイヤーとしては一流だけど、
弱い立場の人に当たり散らかし、
部下を追い込んで、なぜか満足げな上司の方々。
ごめんなさい。その場合、総合得点で言うと、四流になります。
ちなみに、人間としては、五流です。
小学生の時に履修した道徳の授業思い出して下さい。
思いやりという人間の基礎を何よりも、優先して下さい。
仕事!ってなると、人を思いやる気持ちとか全部なくなる上司。
類稀なる相手の心を読み解く能力を、遺憾無く間違った方向に使う上司。
武器は、誰かを傷つけるためのものではなく、守るためのもの。
そして、組織的に考えても、人を傷つけることは、どんだけプレイヤーとして優れていても、マイナスです。
普通に考えて、部下を追い詰めると、部下の生産性が下がります。
部下の生産性が下がることは、組織にとってマイナスです。
そして、多分その部下、近々会社辞めます。
その場合、上司は、採用コストを無駄にしてます。
ていうか、その部下最悪のケース、死にます。
人は思ったより簡単に死にます。
グラフ的にも、3ヶ月で10キロ痩せたら、2年後には質量0になります。
ジェル!君ならできるよ。変われる!!
心を読み解くのが得意な君なら、後輩の気持ちもわかってくれるはずだから!
人を精神的に追い込むの、なんの意味もないから!無駄だから!!