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”食”から創り出す淡路島の地方創再生プロジェクト

淡路島特集もいよいよ最後となりました。
最後は、淡路島の地方創生プロジェクトについての紹介です。
今まで5記事にわたって淡路島旅行での出来事を紹介してきました。

この5つ以外にも、イタリアンやコテージなど12の施設が近くにあります。

今はこんなに賑わっている場所ですが、実は2015年時点では何もない場所だったといいます。

今回ご紹介するのは、淡路島の地方創再生プロジェクト「FrogsFARM ATMOSPHERE(フロッグス ファーム アトモスフィア)」です。


このプロジェクト開始のきっかけになったのは、2011年東日本大震災。
この時、首都の一極集中に対するリスクという問題が浮上しました。
いつ来てもおかしくないと言われている首都直下地震、その被害を想定したデータも出ていますが見なくても予想できますよね。

ですが、東京一極集中に対する問題意識は次第に薄れ、気づけば誰も覚えていないという状態になっています。
そこに待ったを掛け、地方創再生に動き出したのが「FrogsFARM ATMOSPHERE(フロッグス ファーム アトモスフィア)」です。

運営会社であるバルニバービは、1995年の一号店開業以来、多くの飲食店を展開。
その中で、今の時点では価値がないような場所でも、別の視点から見れば潜在的な魅力が眠っているエリアが日本には多数存在することを確認。
そこで注目したのが淡路島だったそうです。

人の居ない静けさと、穏やかな瀬戸内に沈む夕陽の美しさに心を奪われ、「ここまで放ったらかしにされた土地だからこそ、私たちなら“食”をベースとした“面白いもの”を創り出せる!!」と思ったそうです。
(参考元:https://frogsfarm.jp/revitalization/

「GARB」ブランドの大規模カフェ「COSTA ORANGE」を皮切りに、ご紹介したホテル「KAMOME SLOW HOTEL」、「PICNIC GARDEN」、「中華そば いのうえ」、など5年のうちに10の施設と店舗をオープン。

ガーブコスタオレンジ前というバス停ができるほどの場所へと変貌しました。

今現在も、より良い場所にするために試行錯誤していることと思います。

”無い”ところから価値を見いだし、想像したものを創造していくことは、大激変するこれからの世界で実績を出し続けるために必要なことだと感じます。
とても勉強になりましたし、普通に楽しかったです。
一度行かれてみてはいかがでしょうか。


話は変わりますが、トップ画像にしているのは道中で寄ったみかん農家さんで撮った「淡路島なるとオレンジ」です。
淡路島なるとオレンジもとても美味しいのでぜひ食べてみてください。

林文臣


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