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もうないと思っていた悲しみが、あったことを知った。


自分の今の状態を内観したとき、
感覚的には、ふわっと身も心の軽やかだった。

フワッと軽くなったのは、何を手放したから?と聞かれるまで、
そんなこと、考えもしなかった。

ただ、フワッと軽くなって、
浮いているような感覚が心地よくて、”あ~、良い感じ!” と思っていた。


何を手放したから軽くなったの?


心に問うてみると、
浮かんできたものは、「悲しみ」だった。

『悲しみ』 そう口に出して言うと、涙が勝手に流れた。


その悲しみを手放したところに、何が入ってきましたか?


浮かんできたものは、「優しさ」

その言葉に身体があたたかくなり、また涙が出た。
そして、「優しさ」と言葉に出すと、涙が溢れた。


その優しさが身体全体に行き渡る感覚は、とっても素晴らしかった。

今、身体がフワッと軽い感覚は、悲しみを手放したからだった。
ただ軽くなっている感覚を喜んでいた私に、その理由を教えてくれた。

悲しみを手放したんだ。

それは、きっと急に手放せたのではなくて
悲しみに向き合い、その悲しみを十分に味わい、
その時の”私”を助け、癒す。
その繰り返しの中、悲しみを手放せたんだとわかった。

もう、それすら自然にしていたんだと思う。


手放す。
手放さなければ。
こんなふうに構えるのではなくて、
意識せず、ただ、感じて、自分を信頼する。
出てきたものは、そのまま受け取る。
観察する。感じる。


優しさに溢れ、
充分、自分の中が満たされると、
それは外へと溢れ、周りの人達にも広がっていく。

その周りの人たちの中に、「私」がいた。
今の年齢より、少し若い「私」
この少し若い「私」が悲しみの元だ。
この「私」に優しさで包むと、今の私の年齢までになった。

その「私」は、今の『私』の中へ統合されていった。
自分を救えるのは、”自分”

”あなた”を救えるのは、”あなた”です。

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