失敗の正体が分かれば恐怖は消える(前編)

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あなたは失敗を異常に恐れたことはありませんか?さらに失敗を恐れることで、新たなチャレンジを踏み留まってしまった経験はないでしょうか?

もしYesであれば、それはとても勿体無いことです。

なぜなら”失敗することの恐怖心”というのは、正しいマインドの使い方を学ぶことでコントロール可能だからです。

夢や目標の達成はもちろん、コンプレックスやネガティブな思い込みを外し、新しい自分になるためには当然ですが、チャレンジが欠かせません。未経験のことや、方法の分からないことに取り組むのは勇気が要りますよね。

そして、ここをスムーズに越えられるかどうかが、その後の結果を大きく左右します。


1.失敗恐怖症とは?


失敗恐怖症をご存知でしょうか?

失敗恐怖症とは、自分が何かに失敗する。負ける可能性に恐怖を極端に感じる症状。

概要

失敗恐怖症は自分がリスクを伴う行動、または伴うと判断した行動を行おうとすることに対して極度に反発・抵抗してしまう反射に近い心理的作用です。失敗したときに結果として残る恥ずかしさと屈辱をなんとかして避けたいという無意識におきます。

よって、自分の主観で成功する可能性が100%の場合だけ行動する。また、自尊心も強く、完璧主義が併合していることが多いようです。

失敗恐怖症の特徴は、幼少期時代に失敗した恥や屈辱を周りの人から受けたことで、一生のトラウマになり「挑戦」を諦めてしまうものです。

人間は失敗のリスクを恐れることは正常な反応です。実際、恐怖や不安を感じなくなると生存率は下ってしまいます。落ちたら確実に死ぬような高さの崖の上を足元に注意を払うことなく歩けてしまうのは異常かもしれません。

現在の日本は

恐怖心は基本的に必要なくなっています。なぜか、敏感に反応しすぎてしまう方が問題です。必要のない恐れは私たちを萎縮させ、可能性を潰してしまいます。

新しい挑戦に対して過剰な恐怖心を感じてしまうと、今後の人生に大きな制限をかけ可能性を無くしてしまいます。

感情の一つである恐怖心の仕組みとコントロールする方法を学ぶことで、恐怖心を消そうとするのではなく『恐怖を感じながらも思い通りに行動できる状態』になることは可能です。そして、それが自由に生きる上でとても重要かもしれません。

2.「第三者の目を持つ」失敗に恐怖を感じる理由

恐怖とは自分で感じる主観なのです。
例えば、

過去に失敗をクラス全員から笑われてしまった。
大事な場面で突然、言葉が出なくなってしまって、誰も助けてくれなかった。
犬に追いかけられて恐怖だった。
これらのことはその時は非常に辛くて嫌で怖い体験となっていたでしょう。

この体験や記憶は顔から火が出るほどの恥ずかしい出来事に思えるでしょう。
(あくまで、本人がそう思っていることです)

しかし、恐怖は体と五感でリアルに感じています。
記憶は意外と曖昧なのです、同じように見えたり勘違いによって、類似したものと認識してしまうことで恐怖が引き出されたり、望んで呼び起こすこともできます。

しかし、恐怖体験は本人の主観と価値観です。本人の見方、感じ方、捉え方で解決はでき、恐怖も克服できてしまうのです。

3.失敗の恐怖の正体を知る(トラウマ編)


恐怖を感じている状態というのは、思考停止状態になっています。
脳みそが反射に支配されているのというのは非常に危険かもしれません。

つまり、恐怖を冷静に論理的に思考すれば、すぐに小さくなって感じなくなるレベルまで弱めることは意外と簡単に出来てしまいます。

私の小学生時代の例を挙げますと、笑われたり、恥ずかしい思いをすることに対して強烈な恐怖心を持っていました。

発表や発言の際に、間違えたために恥ずかしいや失敗と思った記憶はあります。当時の自分にとっては切実な問題だと本気で思っていました。

ただ、冷静に考えるとこの恐怖に実体などありません。(例えば生命が脅かされるなど)
笑われるのが怖い理由などあるはずがないのです。

それは周りの影響です。(とくに親や友達、学校の先生など)

周りの大人や友達が『笑われることは恥ずかしくて苦痛だ!』という考えを持っていたため(言葉や態度に表していたため)、当たり前にそれを受け入れてしまったのです。

ですから、あなたが幼少期に無意識に受け入れてしまった”根拠のない価値観”(とくに有害な価値観)をいつまでも受け入れておく必要などありません。
意識すれば消えてしまうのです。

あなたは何も分からずに生まれのです。知識はもちろん、歩くことすらままなりません。周りの大人から良いか悪いかも分からないまま疑うこともなく行きてきたのです。誰かからネガティブな擦り込みをされないように情報を選別するのはまず不可能です。

克服の流れとしては、

家族から当たり前に受け継いだ世間体を極端に気にする価値観

失敗や間違いを恥ずかしいことだと異常に恐れている(現状)

『あれ、でもなんでこんなに失敗や間違いを恐れているんだろう・・・?』(意識に上げる)

『そういえば、家族も同じようなところを気にしているなぁ・・・』(冷静に俯瞰)

『でも、それっておかしいよな。失敗する今の自分より出来るようになった未来の自分の方が重要だ!』(気付き)

『そもそも失敗を過剰に恐れるとチャレンジするチャンスさえスルーしてる。それって大損害じゃないか!!』(ヤバい、変えなきゃっ)

という具合に意識をすれば直せます。
『世間体を気にすることって結局、他者から見た自分の評価を気にしているだけだな』と気がつきました。

自分のことだけでなく、自分も含めた周りのために何をしてどうなればハッピーになれるか?が重要なのです。


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