【コピペOK】#02:投資契約書のひな型
M&A/投資業務をよく取り扱っている弁護士である私が実際に使っている投資契約書のひな型を公開します。主に、ベンチャー(スタートアップ)や中小企業に対して、新株の引受けの方法による投資(出資)をすることを内容とした契約です。投資自体に関する内容のみならず、その後の会社の運営や株式の処分に関する規定(これらは「株主間契約」において規定されることも多いです。)についても含まれた内容となっており、1通で投資契約と株主間契約の内容を網羅しています。
基本的には投資者側に有利になるように必要な規定を網羅しつつ、発行会社に過度に不利となるなどバランスを失することがないよう配慮しています。目次や文字数を見ていただければわかるとおり、内容的には非常に多くのケースで、投資者となる側としてそのままご利用いただくことができます。
【ご質問等への対応について】
ご購入いただいた場合には、内容についてのご質問等があれば、1回に限り対応いたします。但し、質問に対しては短時間で簡潔に回答させていただきます。リサーチを要する難解な質問、修正作業の依頼など時間がかかるものには対応いたしかねます。また、本ひな型に関する質問以外にもお答えいたしかねます。通常と比べて極めて安価でご提供しているという趣旨をご理解ください。
【内容の更新・修正等について】
内容は必要に応じて随時更新いたします。また、万一誤記等があった場合には修正しますのでご連絡ください。
【目次】
第1条(目的)
第2条(上場努力義務)
第3条(株式の発行)
第4条(払込の前提条件)
第5条(表明保証)
第6条(経営支配者による表明・保証)
第7条(資金使途)
第8条(情報開示)
第9条(独立当事者間取引)
第10条(法令遵守等)
第11条(調査)
第12条(取締役またはオブザーバーの指名)
第13条(重要事項に係る事前の承諾)
第14条(重要事項に係る報告)
第15条(投資者の株式等引受権)
第16条(経営支配者の職務専念等)
第17条(経営支配者保有株式の譲渡制限)
第18条(補償)
第19条(経営支配者等による保証)
第20条(投資者保有株式の譲渡および買取義務)
第21条(買取価額)
第22条(秘密保持義務)
第23条(契約の終了)
第24条(譲渡への協力)
第25条(費用の負担)
第26条(準拠法)
第27条(管轄)
第28条(誠実協議)
【以下、ひな型】
投資契約書
株式会社●●●●(以下「投資者」という)、株式会社●●●●(以下「発行会社」という)および●●●●(以下「経営支配者」という)は、投資者が発行会社の株式を取得することにつき、以下のとおり合意する(以下、この契約を「本契約」という)。
第1条(目的)
投資者による本契約に基づく発行会社の株式の取得は、本契約当事者が協力して発行会社の事業を拡大発展させ、もって発行会社の株式上場の早期実現を目指すことを目的とするものであることを確認する。
第2条(上場努力義務)
発行会社および経営支配者は、●●年●●月●●日までに発行会社の株式を上場すべく、最善の努力を尽くす。
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