「新型コロナウイルス肺炎の画像」その3
華医学会放射線学会の発表にあった「新型コロナウイルス肺炎の放射学診断」を抜粋してみました。前回の記事は↓↓↓
新型コロナウイルス肺炎のCT所見
(4)放射学表现转归
绝大多数新型冠状病毒感染的肺炎患者经过隔离治疗,病情趋于稳定、好转,表现为病灶范围缩小,密度逐渐减低,病灶数量减少,磨玻璃阴影可完全吸收(图22,图23)。
部分患者病变可以在较短的时间内演变为纤维化的索条影(图24,图25,图26,图27),这种纤维化表现是否为病变逆转的特点,仍有待于资料的进一步积累。
少数具有基础疾病的患者或老年患者,病程中病变进展,肺内病变范围扩大,结构扭曲、变密实,严重时出现"白肺" 。
(4)放射線学的所見
大多数の新型コロナ肺炎患者は隔離治療を経て、病状が安定し改善傾向
放射線学的所見として、病変範囲が縮小し、密度が次第に低下し、病巣が減少し、すりガラス影が完全に吸収されることによって現れている(図22、図23)。
患者によっては、病変が比較的短期間で線維化のIrregular linear opacityに進行することがあり(図24、図25、図26、図27)、このような繊維化の表現は病気回復の特徴であるかどうかは、更なるデータでの検証が必要である。
一部基礎疾患を持つ患者や高齢者では、病状が進行する。
肺の病変範囲が拡大し、構造が歪んで緻密になり、重症化すると「白肺」になる。
图22,23 男,48岁。基线(图22)CT平扫肺窗显示多发斑片状磨玻璃阴影和实变,治疗11d后(图23),肺内病变明显吸收、消散,左下肺存留少许纤维化病变
図22、23:男性 48歳
初日の胸部CT(図22)では、両肺に多発的斑上すりガラス影及びコンソリデーションが認められる。
治療経て11日後(図23)の胸部CTでは、病変が明らかに吸収され、左下肺に少量の線維性病変が残っている。
图24~27 男,60岁。首次(图24,25)CT平扫肺窗显示,两肺可见大片状磨玻璃阴影,右肺下叶前段有结节和晕征,新型冠状病毒核酸检测阴性。5 d后(图26,27)CT平扫肺窗显示,大片磨玻璃阴影有吸收,但是出现新发的斑片状磨玻璃阴影,其内有血管增粗,斜裂局限性增厚,两下肺有纤维化形成,其内可见扭曲的细支气管充气征
図24~27:男性 60歳
初日の胸部CT検査(図24、25)では、両肺に大きな片状すりガラス影、右肺下葉前区に結節とHalo sighが認められる。新型コロナウイルスの核酸検査は陰性であった。
5日後の胸部CT(図26、27)では、すりガラス影が一部吸収されたが、新たな斑状磨りガラス影が現れ、その内に血管が太くなり、斜裂が局所肥厚している。両下肺に繊維化があり、その内に歪んだ細気管支の透亮像が認められる。
鉴于目前新型冠状病毒感染的肺炎的转归过程和规律尚不明确。既往一项SARS病例的CT影像纵向研究中,实变影可以转归为磨玻璃阴影或消失,而磨玻璃阴影可持续存在甚至进展为小叶间隔增厚和纤维化、支气管扭曲扩张。
因此,需要大样本、多中心的研究,以便于从放射学的角度探索其演变过程和规律。
現在、新型コロナウイルス肺炎の転帰過程と規律はまだ不明であるが、
過去SARS症例のCT画像の縦断的研究では、コンソリデーションがすりガラス影に変化するか或いは消えることがある。すりガラス影が持続して存在したり、さらに葉状中隔の肥厚や線維化、気管支拡張へと進行したりすることがある。
そのため、放射線学的な観点からその進化過程や規則を解明するには、大規模なサンプルを用いた多施設共同研究が必要となる。
独りごと:新型コロナウイルス肺炎は、CT画像では特初性気質化肺炎と類似している所見なので、もしかすると従来からあった病原体なのかもしれないですね。今後の研究も追ってみたいと思います。