幸福日和 #039「言葉の健康診断を」
自分の普段使う言葉に
耳を傾けてみてください。
そして、自分が使っている
言葉の一つ一つを点検してみる。
例えば、
「難しい言葉遣い」をしてはいないだろうか?
もう少し「分かり易い言葉」に置き換えれば、
周りの人に、伝えたかったことがより深く届くかもしれない。
きちんと言葉の意味を考えてみながら、
相手に伝わるように丁寧に話してみてください。
また、
「尖った言葉」は使ってないだろうか?
誰が聞いても冷たくてトゲのある言葉というのもあります。
もう少しだけ、柔らかい表現にできないか。
いつも使ってる言葉だって、
少しだけニュアンスを変えてみるだけで、
あなたの気持ちも素直に伝わるかもしれないし、
周囲の人々の受け止め方も変わるかもしれない。
✳︎ ✳︎ ✳︎
不思議なことに
僕たちは人が使う言葉遣いには敏感ですよね。
相手の「何気ない一言」が気になってしまったり、
時にそんな言葉に傷ついてしまうこともある。
他人の言葉にはそれだけ敏感なのに、
自分の言葉には意外と無頓着なもの。
同じように、
自分の「不用意な言葉」で相手を傷つけている
こともあるかもしれません。
言葉って正直だから、
感情を隠していても隠しきれないもの。
そのときの自分を(怖いくらいに)表してしまうものなんです。
✳︎ ✳︎ ✳︎
だからこそ、
定期的に自分の言葉を見直してみる。
たとえば、
今までのメールの自分の送信ボックスを眺めてみる。
もしかしたら業務的で無機質な
言葉遣いをしてはいないですか?
たとえば、
一日の終わりに自分が喋った言葉を思い返してみる。
不用意な発言はしていなかったか?
気がついたことがあれば、
その言葉使いを直してみてください。
次の日にはもう少し違う表現にしてみる。
言葉は自分自身の内面を表していますが、
逆に、言葉遣いを変えることで
自分の内面も変えていくことができるもの。
定期的に、
「言葉の健康診断」をするように、
自分の言葉遣いを点検してみましょう。