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希死念慮 〘トラウマ②〙

初めて希死念慮を感じた時の話をしようか。

小学四年生の時、僕のクラスは決していいクラスではなかったと思う

よく先生に怒られる系の生徒が学年に4人ほどいたと記憶している。

その生徒が僕がいたクラスに全員集合した。

案の定しょっちゅう学級会が開かれるクラスになった

一部の女の子たちとよく怒られる系生徒が衝突する度、

よく怒られる系生徒がいけないことをする度、

学級会が開かれた。

正直、僕はそのどれもが心底どうでもよかった。

普通の学級会ですら発言回数を記録されているからという理由で仕方なく発言していた僕には、立場もなかったし、そもそもする発言がなかった。

誰にだれが傷つくことを言おうと
言われた側と言った側が解決するべきことだと思っていた。
今も思っている。

言った側、言われた側の約10人、
そのために授業ができない約20人。
心の底からなんの時間なのだろうか。と思っていた。

そんな日々だった。

思い出そうと思ったら嫌なこと、思い出せるけど、僕の記憶は映像だから、ピリピリ痛いから、またいずれ。

ある日、多分体育の授業で校庭から教室に帰っているときだった。

死にたいなぁ

 突発的にそう思った。
自分でも驚いた。
心臓がはねた。
思わず廊下の途中で足を止めた。
 そこから『死』を意識するようになった。

それを振り払うように早足で教室に帰った。

僕の記憶はここまで。

でも、その日から何年も今日に至るまで希死念慮は消えていないことは事実だ。

 だから、確かにストレスはかかっていたんだろうけど、大きな出来事が降り掛かっていた訳では無い。

この日から希死念慮が慢性的になるなんて考えもしなかった。

無い想定に無い悩みをするとしたら、 4年生の僕にもしあったらどんな顔をすればいいのだろうか。
僕はまだ死にたいままだよ。
なんて言えない。
僕は僕のことがまだ嫌いだ。
なんて言えない。

今日はおやすみ。
過去にならない小4の僕。

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