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【読んだ】探究型読書

わたしの目標は月1冊本を読むこと!

今回は『探究型読書』という本を読んだので、自分なりに要点をまとめてみました。

[はじめに]
本はそれを踏み台にして、いかなる変化にも対応できるしなやかな柔軟性を備えるための道具として捉えることができる。
高等学校「総合的な探求の時間」変化の意味
→これまで存在しなかった「問い」を主体的に見つけ、解決策を導く姿勢とスキルを養うこと。

「編集」とは、インプットとアウトプットの間のプロセスの過程

[情報の地と図]
「地」と「図」=「文脈」と「意味」
「地」が変わると「図」も変わる
無意識のうちに背景に置いているものによって想起される
例:りんご
赤い・丸い、甘い・酸っぱい、白雪姫・ロミオとジュリエット、Appleなど、、
「地」の切り替えを常に起こせる人は発想力が豊か

「探究型読書」=手段としての読書  "考える“

[「探究型読書」の心得]
「読前」…本を手に取る時にじっくり時間をかけ、内容を仮説する
「読中」…実際に本を読んでいく
「読後」…本を読んだあとに様々なこととつなげる
つなげることで「情報」⇒「知恵」となる

要約して、著者の思考モデルを借りる

モヤモヤ(気づき)⇒スッキリという思考をかわるがわるで意図的に起こす

伏せて開けることで、本の内容を思い出す・検証する行為となる

仮説を立てる≒想像力で論理の「隙間」を埋める
仮説をどんどん修正しながら読み進めていく

[「探究型読書」で読む本の選び方]
関係ないと思うような本を選んでみると予想外の気づきにつながることもある
本のカバーや帯に豊富な情報が載っている本
質の高い目次のある本
新書
学術的なものやノンフィクションの本

[関係ないと思うような本の選び方]
3つの知のレイヤーとは
①「世界知」
自然科学や資本主義など、人類の営みに関わるテーマの本
②「共同知」
家族、組織、業界といった社会的なテーマを扱う本
③「個別知」
個人的な事柄をテーマとする本

「話題の本」「古典」「異色の本」

知りたいテーマを決め、テーマに合った知のレイヤーを選ぶ。それを基準に本を選び、選んだ本からさらに知のレイヤーに分けて合計9冊(3冊×3)を選ぶ。

[「探究型読書」での本の効用]
①思考のジャンプ台になる
著者の思考を手掛かりに考える
②視点を底上げする
それまでの価値感が揺さぶられる
③“わたし"の隠れ蓑(本当の姿や考えを隠す手段とするもの)になる
ひとりでもできるが、何人かでやってみる時には本の内容を参考にして自身の考えを他者に表現してみると異なる「気づき」が得られる
④共に進む乗り物になる
読者に寄り添ってくれる偉大な先達
⑤対話の媒介になる
何人かで実践する際、テーマを直接議論せずに対話することができる

[「探究型読書」の進め方]
松岡正剛(まつおかせいごう)さんによると…「読書とは交際である」

①カバー、表紙、裏表紙、背表紙、ソデ、帯に一通り目を通す⇒目を閉じて思い出してみる
②目次に目を通す⇒30秒目を瞑って目次の構造を思い出してみる⇒アウトプット(「キーワード」「ホットワード」「ニューワード」)
〈補足〉
「キーワード」
情報に入っていくための鍵(キー)となる言葉
「ホットワード」
キーワードの言い換えや補足、自分の連想
「ニューワード」
読み手の解釈から生じる新たな言葉や概念

❶読前
「仮説」を立てる
・「本を読む前に考える要約」の仮説
・「『本を読んだ後』で書くであろう要約」の仮説
⇒読了後のギャップが自分自身が持っている問題意識
❷読中
メモを取りながら筆者のQ/Aを探して読む
目安 20-30分
❸読後
・読前に立てた仮説(2つ)を振り返る
・似たものを探す
本の内容を通して出てきたアナロジカルな連想の対象を挙げることで自分なりの見方を持つことが出来る
・自分ゴトに置き換える
これから自分の人生でどのように活かせるかを考える

「探究型読書」を通して、たくさんの書物に出会いながら「読み」の恩恵を受けられる

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