ディズニーの魅力。すべてのことに理由がある。
ディズニーランドやディズニーシーに行ったことはありますか?
ディズニーが好きな方は多くいらっしゃると思います。
ガチなファンの方には負けますが、私もディズニーが大好きです。
ディズニーアニメやキャラクター、人によって好きなものが違うと思いますが、私は特にディズニーランド/シーという施設そのものに対して魅力を感じます。
このNOTEでは、飽きることがないディズニーランド/シーの魅力の理由について説明します。『キャラクターが好き』や『雰囲気が好き』ということではありません。私の好きな部分は多くのファンの方とは少しずれていると思いますが、その部分を楽しんで読んでいただけたら嬉しいです。
✅1、結論
まずは、結論から書きます。
ディズニーランド/シーの魅力は、1つ1つの建造物、配置などに『なぜそうしたか』という理由が存在している点です。
私は、なぜそうなっているか背景があるものに魅力を感じます。
例えば、ジャン・フランソワ・ミレーの『種をまく人』という絵画を見てみてください。
『種をまく人』という題名だけ言われても『ん?どういうこと?』と思いませんか?しかし、解説を読んでみるとなるほどなとなります。
新約聖書の福音書などに見られる「種をまく人のたとえ」と関連付けて解釈されます。「種をまく人のたとえ」は、心を開いて言葉を受け入れる者(良い土地)にのみ、イエスが蒔いた信仰の「種」は実を結ぶ、という教えです。イエスが希望を持って辛抱強く信仰の「種」を蒔き続けたように農民が後の芽吹きに望みをかけて麦の種を蒔く、ミレーはその両者の姿を重ね合わせてこの絵を描いたと言われています。
種まく人(1850)|美術作品解説 - thisismedia より
この絵には宗教的な意味合いがあり、土地は心を開いて言葉を受け入れる者、種は信仰のメタファーになっていることを知ると途端にこの絵画の見方が変わります。
『宗教的な意味合いを表現するためにミレーはこの絵画を描いた。』と理解できることが楽しいのです。
ディズニーランド/シーにも同様に、『なぜそうしたか』という理由があちこちにちりばめられています。
✅2、ディズニーシーの物語①
ディズニーランド/シーそれぞれで例を記載するとそれだけで数日分の記事になりそうなので、今回はディズニーシーについての話をさせてください。
皆さんは、ロストリバーデルタのユカタン・ベースキャンプ・グリルをご存じでしょうか。
美味しいお肉メニューが楽しめるディズニーシーでも人気のレストランです。
ちょうどユカタン・ベースキャンプ・グリルに入る入口付近には、周りをよく見ると発掘遺跡のようなものがあります。真中部分のレストランへ向かう道が橋のようになっており、両サイドの土が掘られています。
よく見てください。実は、その発掘遺跡の中には埋葬された無数の骸骨があります。そのうちの1人だけが首飾りをして埋葬されています。よく見ないと分かりませんが、ぜひ機会があったら見てみてください。確かに首飾りをしています。
実は、この首飾りには物語があるんです。
この首飾りにまつわる物語については他の方が詳細な解説をしているのでぜひ読んでみてください。
http://blog.livedoor.jp/wininter001/archives/53043575.html
他にも、ディズニーランド/シーにあるものにはほとんど『なぜそうしたか』という理由が隠れています。
ディズニーランド/シーは当然すべて人が作ったものです。
そのため、全てのものから作成者の意図を感じ取ることができます。
この点が私にとってのディズニーランド/シーの最大の魅力です。
✅3、ディズニーシーの物語②
もう一つだけ、『なぜそうしたか』という理由を探らずにはいられないことを紹介させてください。
ディズニーシー左下には、アメリカンウォーターフロントというエリアがあります。タワーオブテラーやトイストーリーマニアなどのアトラクションがあるエリアです。
その中央にはウォーターフロントパークがあります。
ウォーターフロントパークの柱に注目してみてください。
『MDCCLXXIII』と書かれた柱が何本かあります。
ディズニーランド/シーのほとんどのものには『なぜそうしたのか』という理由があります。
『MDCCLXXIII』はローマ数字です。アラビア数字に直すと1773になります。
エリアはアメリカンウォーターフロントなので、1773年のアメリカの出来事を表現しているのではないかということが推測できます。
1773年は、アメリカの独立戦争へつながる出来事、ボストン茶会事件が起こった年です。つまり、アメリカンウォーターパークにおける『なぜそうしたのか』という理由は独立を強調するためです。
✅4、まとめ
いかがでしょうか。
ディズニーランド/シーはすべて人工物であるため、『なぜそうしたのか』という理由がすべてにあります。
ディズニーランド/シーに行ったとき、目に見えるものすべてに『なぜなぜ』して『なぜそうしたのか』という理由を探すことが私にとってのディズニーの魅力です。そして、すべてに対してちゃんと理由が用意されている点が素晴らしいと思います。
何度行っても毎回新しい発見があり、『なぜなぜ』は尽きることがありません。
✅余談、企業でも同じことが言える
不思議なことに、企業にもディズニーと同じことが言えます。
企業は当然人が創ったものです。1つ1つの企業には創業者のストーリーが必ずあります。企業の創業ストーリーを調べることも同様に楽しいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。