海外ドラマ「NOT OK. 」超能力者の思春期って、この先どうなるのよ
予告動画に興味をそそられて4年前に制作された海外ドラマを見た。
アメリカの片田舎に住む女子高生が、小さな念動力に芽生えて…というお話。
映像から感じ取れるアメリカの空気感と、海外特有の少しさびれた田舎町、裕福ではないけれど古い一軒家暮らし、部屋のインテリア、そして不味そうな食事。
気だるい感じの映像がいい味を出していて、一話が20分程度と短いからどんどん続きを見てしまう。
スクールカウンセラーから、セラピーの一環で日記を書くことになった主人公が、日記に語るスタイルで物語が進行し、思春期特有の言われのない怒りの感情をわかりやすく見せてくれていた。
ティーン特有の悩みと、突如芽生えた超能力。
怖いスプラッター全開な展開というよりは、小気味いいユーモアもある。
アメリカの高校生にとって、ホームカミングは重要なんだなと。
心なしかスカッとする衝撃的なところもありつつ、2seasonへつながる伏線を絡めたラスト。
えー、どうなるんだ。
続きがいつ見られるか気になって調べてみると
「打ち切り」の記事を見つけた。
こんなに面白いのに、打ち切りだなんて…
1seasonが制作されたのは、コロナ過前。
なんてことだ、コロナ過の影響で撮影断念していたなんて。
そして、ティーンエイジャーの成長は早く、主人公の弟でちいさな小学生だった子の成長はもっと早いのだろう。
ネットに上がっている現在の姿は、小学生男子の役をやるのは完全に無理。コントでみるタイプの大人が子どもの役やってます感、増しましに成長していた。
4年しか、いや4年も経ったのだ。
いま撮影できたとしても役者の成長による容姿の変化で、ラスト直前からの話って訳にはいかないだろうな。
コロナ過になって失ったもの
色々あるけれど、ドラマの続きもそれに入るとは思いもよらなかった。
ストレンジャー・シングスも4seasonまできたけれど、ジュブナイル感が薄れてきているのに、人気があるから続けよう…みたいな動きがある。
ジャンプ漫画じゃあるまいに、無理やり続けている感じがして面白さよりも惰性で観ている自分に、情けなくなってしまう。
コロナ過がなければ、楽しめたことってもっと多かったのかもしれないなあ。