クロスカブ110のセンタースタンドを換える
クロスカブ110のセンタースタンドをスーパーカブのものに交換する。
最低地上高の差はスペック上22mm。
なんで交換するのか?
色々あって、非力な長女がセンタースタンドを立てるのが、
困難になってしまったのが理由。
センタースタンドは高さ以外に形状が異なる。
そして、センタースタンド取り付け周辺の謎な構造。
自分一人で悶々のするのもなんなんでここに書くことにする。
中古で仕入れたセンタースタンドの説明文には”AA04”の表記。
カブ50用のようだ。カブ110とは形状が異なる。なぜ?
2012年にスーパーカブはフルモデルチェンジをした。
現行モデルも50ccも110ccも最低地上高は変わっていない。
フレーム基本骨格は同じ?
まずはセンタースタンドの形状の違いから。
センタースタンドをあげた際のストッパーが異なる。
クロスカブは、ハンターカブと同じような感じのストッパー位置。
対してスーパーカブ用はセンタースタンドの前にあるパイプをストッパーの当たりとしている。
なんでだ?
センタースタンドの補強部形状が異なる。
写真上がクロスカブ用、下がスーパーカブ用。
タイヤとのクリアランスは特に問題無い。
周辺構造の謎。
センタースタンドを外すためにはシャフトを抜かなければならない。
マフラーが邪魔で抜くことができない。
マフラーを外そうと思ったら、ステップバーが邪魔で外せない。
ステップバーにサイドスタンドが付いている。
マフラーを外した後再度取り付け(仮止め)しておかないと、
サイドスタンドが使えない。
ブレーキペダルのストッパーはステップバーの底を使っているのにびっくり。
ステップバー外したらブレーキペタルがエンジンにカンカン当たっていた。
うまい設計、コストダウンね。
カブはセンタースタンドとブレーキペダルの軸を同軸としている。
ブレーキペダルのスプリングを外しておいた方が作業が楽だ。
どこにあるかと思えばスイングアームの内側にある。
ブレーキランプのスイッチ用のバネも外す。
いよいよシャフトを抜くわけだが・・・この黒いプレートは何のため?
パーツリストには、”プレートRピポットサイド”とある。
車体左側にはヒールプレートのような板金がある。
パーツリストには、”プレートLピポットサイド”と書いてあった。
補強板だろうか、左右で同じ強度と思えない。
無事外れたセンタースタンド。
シャフトのグリス少なすぎ。ちょろっとサビが出ていた。
雨天走行が多かったらキーキー鳴るのは時間の問題。
中古品のセンタースタンドについてきたものとシャフトが異なる。
中古品は長さが短く割りピンで固定するタイプ。
写真左が中古品。
仮に取り付けてみたらこれでも問題なし。なんでだ?
組み付けていく。
各部を掃除、グリスアップして組み立て行く。
シャフトを入れてねじ止め。
ここにカラーが入っており、シャフトが左右に動くようになっている。
約1mmのクリアランス、でかくないか?
ちなみにハンターカブも同じような構造で、がっつり固定している。
ハンターカブはこんな感じ。ガタなし構造。
マフラーを取り付けるためにステップバーを再び外す・・・。
ブレーキリターンスプリング、テールライトスプリングを取り付ける。
ブレーキアームへの接続、遊び調整諸々確認して元どおり。
当たり前だが、センタースタンドが立てやすくなった。
それにしても納得できない構造がたくさんある。
だれかこの謎に答えてください・・。
しかし、これもとに戻すの面倒臭いな〜。