2022年春 高野山ふもとジャパンコヒーフェスティバル回想
4月16日(土)・17日(日)高野山ふもと南海高野線沿線でジャパンコーヒーフェスティバルが開催された。ジャパンコーヒーフェスティバル?初めて聞いたが今年で4年目だとか。
まずは、南海高野線との関わりと高野山ふもとでのジャパンコーヒーフェスティバル開催を知ることになった経緯から。
そして、珈琲について。
本題まで少々時間かかりますがお付き合いを・・。
南海高野線の関わり その1
2020年11月紅葉の時期に高野山を訪れた帰り道、南海高野線沿線をたどって走る。とんでもないところに駅があるな〜なんて思いながら走ってきた。秘境感満点だった。極楽橋駅から紀伊神谷駅、旧白藤小学校を巡った。
南海高野線の関わり その2
日高川沿いにあるcafe店長のinstagramでかつて訪れた南海高野線に面白い場所があることがわかった。珍しい橋梁があるらしい・・これは行かねばなるまい。今年2月にその場所を訪れた。その時にお邪魔したのが上古沢駅。なんて景色の良い駅なんだろう。今度珈琲を持って行ってゆっくり飲もうなどと考えていた。
南海高野線の関わり その3
今年4月上旬、ツーリングメンバーのM氏が山葉R6からDUCATI ハイパーモタード821へ乗り換えた。お披露目ツーで、いいとこあるよって教えてもらったのが南海高野線九度山駅の”おむすびスタンドくど”。
その日はおにぎりセットをいただいて帰った。おにぎりの種類がたくさんあって何回か来ないと制覇できないな〜って思った次第。
南海高野線の関わり その4
後日、ジェベルのチェーンなど交換して試走がてら紀の川フルーツロードを走り、再び九度山駅まで行った。
この日はトイレ休憩のみ。通りすぎる電車を眺めながらテラスで持参のお茶を飲んで帰った。
今度電車に乗って高野山まで行ってみたい・・・などと考えながら帰路に着いた。
ジャパンコーヒーフェスティバルの告知をinstagramで見つけたのはそこからしばらくしてからである。おむすびスタンドくどのインスタをフォローしていなければこのイベントとは出会えなかったかもしれない・・。
もう一つ、珈琲とのかかわり
ただ南海高野線沿線に興味があるだけでは動かない。もう一つ、珈琲との関わりだ。
珈琲はもともと好きで、挽いた豆をいろいろ買っては1年中夏でも冬でも夕食後にハンドドリップで淹れて飲んでいた。最近高校生の息子がたまに一緒に飲むようになった。
ある日、奥さんの同級生がやっているcafeへ行った時、そこにあった珈琲本を読んでいたら「おいしい珈琲あるんだけど飲む?」と言ってペルーの珈琲を出してくれた。
これがまた美味しかった。そういえば珈琲豆どこで買ってるの?という話になって色々教えてもらって後日そのお店へ。我が家には珈琲ミル(豆挽くやつ)がないので、お店に焙煎した後ペーパーフィルター用に挽いてくださいねって言ったはずだが、その夜嬉々として買ってきた袋を開けたならばそこにはツヤツヤした煎りたての珈琲豆があった・・・。昨年12月のことだ。
お店は近くなんで挽いてもらうこともできたが、せっかくなんで珈琲ミルを買うことにした。色々調べて選んだのはカリタの珈琲ミルだ。奥さんからはクリスマスプレゼントやね・・などと言われてしまった。
珈琲ミルが届き人生初の挽きたて珈琲を淹れた。香りが違う、今まで珈琲飲まなかった奥さんや娘たちが少しづつ飲み始めた。煎りたて挽きたての珈琲はやっぱり美味しいんだ。
そんなこんなでここ最近は珈琲は焙煎したての豆を買ってくるようになった。
ジャパンコーヒーフェスティバル
名店の煎りたて(かどうかはわからんが・・)挽きたて淹れたての美味しい珈琲の飲み比べができる。しかも南海高野線沿線で開催される。そんな機会があるなんて行かないはずはないだろう!
2022年 春 高野山ふもとジャパンコーヒーフェスティバル
開催日は4月16日(土)、17日(日)どちらも天気よし。
土曜日に参加することにした。
九度山町役場に駐車場があるとの情報だったがもしだめだったら厳しいので、ハンターカブで行くことにした。停めるところがなかったら鉄道沿線をバイクで回るのも良いかと考えた。
一人で行くつもりだったが、奥さんも行きたいということでハンターカブタンデムである・・。
九度山駅に到着したのは午前10時前、九度山駅にバイクを停めることはできなかったが九度山町役場へ停めることができた。
バイクを停めて九度山駅に舞い戻り2人分の受付を済ませる(お一人様:珈琲チケット3枚/1,500円)。読み応えのある冊子がもらえる。珈琲チケット3枚のうち1枚は運命の珈琲ガチャガチャでどこの珈琲かが決まる。私たちの場合一つは九度山駅から一つ先の高野下駅、もう一つはその先の下古沢駅だ。
受付した人に限り南海高野線フリーパス(500円)が購入できるのも嬉しい。
さて行きますか!
お昼用におにぎりスタンドくどでおにぎりと筍ごはん、おやつのスコーンを仕入れてホームで電車を待つ。とりあえず高野山まで行って戻ってくる計画。ちょうど”天空”がやってきた。極楽橋駅まではノンストップだ。
電車は大体30分に1本の間隔、天空と急行は途中の駅に止まらないので要注意。
途中下車すれば30分は動けない・・どこで珈琲をいただくのかその辺を考えながら電車に乗るのも面白い。
電車はかなりの急勾配、急カーブの線路上を走っていく。時速は原付ぐらいだろうか。30分足らずで極楽橋駅に到着する。下界と比べて少し気温が低い。電車で来るのは初めてなので新鮮、渡り廊下を渡ってケーブルカーへ接続、5分足らずで高野山駅に到着した。改札を出て2階展望テラスに上がるとその一角に珈琲スタンドがある。展望テラスで景色を眺めながらお昼ご飯を食べてその後に持参のお菓子と共に珈琲をいただく。
高野山から下るに従って深煎りから浅煎りへと変わっていく仕掛け。次の一杯は極楽橋駅だ。
次は旧白藤小学校のある紀伊神谷駅。電車出発までしばらく時間がある。歩いて行けなくもない距離だがホームで珈琲を飲みながらまったり過ごした。
紀伊神谷駅から小学校までは少々急坂を登るが山中を歩くのは気持ちが良い。10分足らずで小学校へ到着、珈琲ラテのお店でまろやかな珈琲を一杯。
学校内でくつろいだ後は再び紀伊神谷駅へ戻って次の駅へ。
次はいよいよ運命の珈琲、下古沢駅へ。紀伊神谷からは紀伊細川、上古沢駅の次だ。下古沢駅では駅のホームに珈琲スタンドが出店していた。この日は少々風が強くてお湯が沸きにくかったり珈琲豆が吹っ飛んだり大変な目にあいながら珈琲を淹れていたようだ。
駅のベンチに座って運命の珈琲でまったり・・。
時間は午後3時近く、次の電車で一つ先にある高野下駅へ2杯目の運命の珈琲へ。
ここは駅のすぐそばにある椎出厳嶋神社に珈琲スタンドがあった。
境内ではギターライブが催されていた。ギター演奏を聴きながら珈琲をいただく。
さて、出発地点の九度山駅に戻るとしますか。珈琲チケットはあと一枚、朝九度山駅の「おにぎりスタンドくど」で買ったスコーンと珈琲を駅のテラスでいただく。
時計は午後3時半を少し回ったところ。今日一日を振り返る。
山の方はまだ少し桜が残っていて風が吹いて桜吹雪が見られた。
春の日差しに包まれて、山間を走る電車に揺られ、静かな景色の良い駅で美味しい珈琲をいただく・・なんて贅沢な時間・・。望みは叶った。
九度山町役場まで戻り再びハンターカブタンデムで帰路へ。
ここから和歌山市までは紀の川南岸の県道を走って1時間ちょっと。休憩なしでサクッと帰る。
この日の走行は約100km、午前8時出発の午後5時帰着。
奥さんと久しぶりのちょっとロングツーリング。珈琲飲んだのでタンデムシートで眠気はこなかったようだ・・・。
10月15日、16日 再び南海高野線沿線で「高野山ふもとジェパンコーヒーフェスティバル 2022年 秋」が開催されるそうだ。
今度は沿線をバイクで回ってみようかね。
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