No.98 人生の「 踏ん張りどころ」?
質問者:先日、ある方が「人生には、踏ん張りどころがある」と言っているのを聞きました。
自分にとってはあまりなじみのない言葉なので、理解しておきたいと感じた20代女子。
Q:人生の「踏ん張りどころ」って、わかりやすく言うと、どういうことなのでしょうか?
A:「天下分け目の戦い」「勝負所」という言葉がありますが、「踏ん張りどころ」とは、その後の人生の岐路・分岐点となる瞬間や時期です。
自分で経験するとわかるのですが、そういう瞬間に出くわすと、人の力を借りるまでもなく、自分の中に力が湧き上がってくるものです。
そして、そのような瞬間や時期は、意識さえしっかりしていれば、見逃すことはない。
けれども、意識がしっかりしていないと、そういうときに、踏ん張ることなく、普通の感じで足をのせて、大けがするのです。
では、なぜそうなるか?
そもそも「踏ん張りどころ」という概念をもっていない人は、自分が今、そのタイミングに置かれていることに、気づきようがないですからね。
では、「踏ん張る」ためにはどうすればよいか、ポイントを3つお話しましょう。
一つめ。
まず、人生には、「踏ん張りどころ」というものがある、と理解すること。
2つめ。
日々、目を皿のようにして見ていたら、人生に「踏ん張りどころ」が訪れたときに見えてくるはずです。それを見逃さないこと。
3つめ。
その「踏ん張りどころ」でがんばること。
これができないで、踏ん張りどころで踏ん張れない人は、時代に押し流されてしまうでしょう。
「踏ん張りどころ」って、見えれば、いっぱいあるのです。それに気付けるよう、意識して過ごしてみてください。